- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752005896
作品紹介・あらすじ
夢がひろがる昆虫美術館。実物大写真241点。
感想・レビュー・書評
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昆虫の図鑑ですね。
今森さんが生まれてはじめて擬態の昆虫に出会ったのはマレーシアだった。
「昆虫の擬態やカムフラージュは、天敵の鳥類や爬虫類の目をごまかしたり、威嚇したりするときにつかわれる。しかし、生きた実物を目にすると、そんな理屈は、吹っ飛んでしまい、人間が考えるほど単純な命でないことに気づく。」
たくさんの種類の昆虫が紹介されています。不思議な形をしたもの、ため息が出るほど美しくもの、頭とお尻が区別がつかないもの、見ていて楽しくなるように工夫もされています。
なかには絶滅の危機にあるものも紹介されていると思うのですが、今森さんはそんなことは言われていません。見る私たちが気づくように願っておられるように感じます。
昆虫が苦手な方も、動かない写真集ですので、安心して観賞できます。
子供さんには是非とも観賞して欲しいですね。
すてきな「ふしぎの国の扉」を開けて、ミュージアムを楽しみましょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色や形が珍しい虫たちがたくさん。ハゴロモの仲間があんなに色鮮やかだとは知らなかった。シタムラサキオオバッタがすごく綺麗。カマキリやナナフシもスケールが大きくてびっくりする。
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ナナフシ、バッタ、セミ、カメムシを中心に世界の虫を紹介。原寸大の写真は迫力がある。
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見応えのある写真集だ。この人は他にもたくさん写真集を出しているみたい。
カメムシ目ビワハゴロモ科が特に好き。かわいくてカラフルな虫がいっぱい。 -
昆虫の魅力を余すことなく伝える写真と、簡にして要を得た文章。これは買い。
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これは本当に良かった,いや素晴らしいし,面白いし,何より美しい!
どうも日本で見る有名どころの虫だとイマイチ地味なカラーばかりなのですが,ところがどっこい外国の,熱帯アジアや南米アマゾンの昆虫ときたら煌びやかなことで。
虫嫌いな子にも大人にも,これを読んで少しでも見直してくれたらな,って思う。世界に80万種以上が知られており,地球上に存在する生物の半数以上を占める、私たちの最も身近にいる生物なのだから。
バッタやナナフシ,カメムシ目の美しさといったらない。 -
昆虫標本図鑑でいいのかな。児童書。
前書きや説明文がとてもいい。
今森さんは昆虫が本当に好きなのだな、というのが伝わってきてこちらも楽しくなってくる。
面白かったり美しかったりする昆虫の写真がズラリ。
正直それほど得意ではないので眺める程度。
ヘビトンボとかサンヨウベニボタルが格好いいなと。
セミが意外とかわいらしい。 -
日本では滅多に見られない変わった虫ばかり。写真で紹介。日本名がついていないものは、今回つけたそう。表現が歌舞伎役者とか、いろいろたとえてあって、子どももそういうところで面白がったり覚えたりするかもしれません。実際の大きさは後の方に並べてあります。
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今森さんは本当に昆虫が好きなんだなぁ~と、感じる1冊です。今森さんの写真を見ると、虫が嫌いな人でも、怖いとか気持ち悪いとか思わないんじゃないでしょうか。
文章を読むなら、小学校高学年から。
写真を見るだけなら、4歳位から。 -
説明文を読むと、高学年ぐらいがいいかも。
でも写真をみるだけでも面白い。鮮やかで綺麗でへんてこな虫がいっぱい。