とってもすてきなおうちです

  • アリス館
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本棚登録 : 176
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752010609

作品紹介・あらすじ

今日は、ちょっと不思議な「おとな体験授業」。クラスメイト5人が、どんな
大人になりたいかを書いた紙を液体に入れると、まぜこぜに大人になっちゃ
った! ラーメン屋さんや漫画家などを体験して、最後に思ったことは?

自分の思い描いていた大人像(職業)でなくても、やってみたら意外とおもしろい、何かを感じることができる、ぎゃくにイメージと違う、大人も意外とずぼらだったりできないことがあったり・・・など、ちょっと大人を体験してみることがで、子どもたちが「大人になるのもいいかも」と思えるような本ができたら楽しいでは、と生まれたお話です。

感想・レビュー・書評

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  • 色んな生き物が自分の素敵なおうちを紹介してくれる。
    どのお家も自慢のお家。
    だけどどんな素敵なお家にも何かしら困ったことはあるのね。
    水彩の絵がとてもふんわりと温かで心地の良い絵本。

  • ちょっと素敵な絵本に出会いました。

     ちょっと困ったこともあるけれど 
     きっとみんなが好きになる
     ここがわたしたちのすてきなおうち

    アリ、チョウチョ、クモ、鳥、ネコが、自分の住む小さなおうちを紹介していきます。
    こんなに絵も綺麗で、感覚的に素敵な本を解説するのは無粋な気がしますが…

    それぞれの生き物が、自分の家を大切に作り上げて、慈しんで生きている姿に目をやり、その生活を想像することで、相手が小さな虫であっても、相手の命や生活を粗末にせずに敬う心が自然と生じるような、優しくも深い絵本です。この本を読むと、無闇に虫の住処を荒らす子はいなくなるのでは?と思います。荒らさず、じっと観察していたくなります。

    目線が小さなアリから次第に大きな生き物に移って行き、最後に人間の子供になる。描かれている草花も、勿忘草や菜の花、ラベンダーといったよく見知っているもの。全てが調和良く、大好きな一冊になりました。

  • 蟻、蝶、蜘蛛、燕、猫が「とっても すてきな おうち」を披露してくれる、というストーリーです。おうちには難点がなくもないけれど、みんな幸せに暮らしていて微笑ましく、水彩風のやさしい色使いの絵に癒されます。人間は猫の「めしつかい」扱いですが、のどかに住んでいる様子です。生き物がたくさんいる環境で素敵です。

  • アリ、チョウ、クモ、ツバメ、ネコとこどもたち、それぞれの「すてきなおうち」のしょうかい。
    ちょっとこまったこともあるけれど、だいじょうぶ。

    やさしい言葉とちょっと乱暴な言葉とで、それぞれの気持ちがうまく表現されていると思います。

    やさしくてあたたかいタッチの絵は、日々疲れている大人こそ癒やされそうです。

  • お庭にはいろいろな生き物がいるね。

  • この絵本大好き♪
    一軒家のお庭と家が舞台。
    色々な生き物たちのおうち自慢。
    流れがとっても良い!

  • 心がほっこりするおはなしでした。蝶がお花を「大人のカフェ」と表現していたのがおしゃれだなと思いました。

  • 「小さな一軒家で、いろいろな生き物たちが気持ちよく暮らしている様子を描く。 生き物たちが自分のおうち自慢をしていく中で、それぞれちょっとした困ったことがあるのですが、それもふくめてよしとする、温かさにあるれた絵本。」

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著者プロフィール

東京芸術大学卒業。児童書を中心に翻訳家、作家、絵描きとして活躍。創作絵本に『のはらひめ』『たこのななちゃん』(徳間書店)『おたすけこびと』(コヨセ・ジュンジ絵 徳間書店)など、『天使のかいかた』(理論社)で2003年度日本絵本賞読者賞、創作童話『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で2009年度の野間児童文芸賞受賞。

「2023年 『プリンちゃんのなつやすみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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