聖なるものの刻印 科学的合理性はなぜ盲目か

著者 : ジャン=ピエール・デュピュイ 西谷修 森元庸介 渡名喜庸哲

• 以文社 (2014年1月21日発売)

作品紹介・あらすじ

未来のない効率信仰よりも、カタストロフィへの目覚めを！

政治哲学から経済哲学、認知科学のみならず、現在、フランス放射線防護原子力安全研究所（IRSN）倫理委員会委員長という原子力を含めた自然科学など、実に広範な学問分野にわたる現代知性の泰斗による思考の集大成。現代文明のグローバルに拡張される核エネルギー、ＩＴ，バイオ・ナノ・テクノロジー、金融工学などが、発展途上国を巻き込んで資源開発・乱獲に拍車をかけ、地球上の汚染を深刻化して、文明が破滅の淵に突進しようとしている現実とそれに盲目な学問批判。

感想・レビュー・書評

[一橋大学附属図書館さんの感想 · 2018年11月5日]

【投票者イチオシ】科学信仰の強く浸透した現代において、科学の盲点、信仰からの離脱を図るにちょうどいい一冊だと思う。https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001133352/?lang=0