恥と「自己愛トラウマ」―あいまいな加害者が生む病理

著者 :
  • 岩崎学術出版社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753310739

感想・レビュー・書評

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  • ほう、恥と自己愛トラウマとは
    から入って借りた本ですが、なかなか面白かったです。

    私がASDではないかと診断されていた(現在それは揺らいでいますが)ということもあり、ASDとの自己愛トラウマの関係もなるほどなるような切り口でした。
    怒りに種類がある、自己愛トラウマ、という言葉を知って日常生活で起きていた困り事、謎だったことの解決ができそうな気もしました。もっと詳しく書いてあっても読んだろうなあと思います。

    読みやすく、サクサク読み進めることが出来ました。良い書籍です。

  • なかなかおもしろい切り口するんだなあと思って読んだけど、実は想像してたのと内容の方向がちょっと違った。

    違ったんだけど、論展開はすごく興味深く、すこんすこんと爽快に入っていった。
    いじめの構造とかの考察すごいと思った。
    めちゃくちゃ納得した。
    意見はストレートにばんっ!と出してるところが、逆に誠実さを感じる文章だった。

    たしかに、タイトル通りの内容で軸になってるけど、
    なんかこのタイトルではもったいないというか、
    あぁ関係なさそうって素通りしてしまう人がいるんじゃないかなと。

    私は、ひさびさに本から呼ばれて読みました。
    インスピレーション健在。
    よかったです。

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著者プロフィール

東京大学医学部卒業。
現職:本郷の森診療所院長。京都大学名誉教授。日本精神分析協会訓練分析家。
著書に『解離性障害と他者性』(岩崎学術出版社) など。

「2023年 『寄り添うことのむずかしさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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