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- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784755140051
感想・レビュー・書評
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再読。ぼくがツェランをはじめて読んだのは大学一年生のころなのだけれど、当時ツェランという詩人は存在くらいしか認知してなくて、しかもハンパに現代詩の洗礼を受けていたので、タカをくくって読んでみたのだけれど(一文に逆説が二回使われているのだけれどw)、その文章からほとばしるただただ切実な言葉にうちのめされた。きれぎれの叫びのようにくりかえされる語句が収容者の断末魔をあらわしているという説がある。国と時代を超えて人の魂に揺さぶりをかけるだけの力が彼の詩にはあると思う。もう批評とかいってる場合ではなくとにかく好きな詩人です。もっと読まれてほしい、なんていうか新規の読者にもっと恵まれてほしいのに、絶版になるわ高いわでなかなか手が届かない感あるのが残念です。
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