声を刻む: 在日無年金訴訟をめぐる人々

著者 :
  • インパクト出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784755401534

作品紹介・あらすじ

国籍を理由に、年金制度からも排除される在日一世のハルモニたち。人生の晩年を迎えて今、国を相手に訴訟に立ち上がった彼女たちが、それぞれのライフストーリーを語る。植民地支配下の朝鮮での幼年時代から戦後日本社会の60年を彼女たちはどう生きてきたのか。彼女たちによって生きられた現実、それは、この国の近現代史の紛れもない一部である。彼女たちの語りに耳を澄まし、その生の細部に目を凝らすとき、他者に対してこの国とこの社会が一貫して振るい続けてきた暴力のありようが浮かび上がる。いったいいつまで、この国は、排外の歴史を続けるのか。

感想・レビュー・書評

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  • ヘイトなスピーチやデモをするひとたちはこの本の彼ら彼女らが日本で経てきた道をほんとに知ってるのだろうか?

    ネットで情報を得るとかじゃなくて実際彼ら彼女らに直接向き合ってみてほしい。
    それからまた考えてみてほしい。

    購入して手元に置いておこうと思った本。

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著者プロフィール

中村 一成(なかむら いるそん)
ジャーナリスト。1969年生まれ。毎日新聞記者を経てフリーに。在日朝鮮人や移住労働者、難民を取り巻く問題や、死刑が主なテーマ。映画評も執筆している。
著書に、『声を刻む 在日無年金訴訟をめぐる人々』(インパクト出版会、2005年)、『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件―〈ヘイトクライム〉に抗して』(岩波書店、2014年)、『ルポ 思想としての朝鮮籍』(岩波書店、2017年)など。

「2019年 『「共生」を求めて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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