神隠し譚

著者 :
制作 : 小松 和彦 
  • 桜桃書房
3.15
  • (0)
  • (3)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756711465

作品紹介・あらすじ

黄昏、隠れ遊び、隠し神、異界-男が、女が、大人が、子供が、姿を消した!隠したのは天狗か狐か山の神か、それとも…?『神隠し』の著者が作品を厳選した話題のアンソロジー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 某小説のオチに使われた水木しげる「丸い輪の世界」目当て
    で読む。それぞれ短篇で読みやすい、ホラー、SF、民話、
    ミステリーと種々数多の神隠し譚がまとめられている。まず
    何よりもこの企画が通って一冊の本としてまとめられている
    ことに驚く。編者、各著者の人徳かな。

  • 神隠し譚を集めたアンソロジー。怪談、幻想譚、時代小説、ミステリに漫画も加え、バリエーションに富み粒ぞろい。そうそうたる面子を揃えています。高橋克彦の短編二編がお気に入りで、他の短編を読みたくなった。水木しげるの漫画が、味があります。柳田国男のことももっと知りたくなる。

  • このテーマが大好きなので既読の話が多かった。乱歩「お勢登場」はありそうで恐ろしい話。「山の人生」は持っているし何度も読んだけど、こういうアンソロジーで読む方が不思議と心に沁みる。

  • 神隠し譚を沢山収録したもの。たった2.3ページだったけど、神社の教室などすごく背筋がぞうっとした。水木しげるや杉浦日向子の漫画作品、柳田國男が登場する小説と柳田が書いたものなど、とても興味深い構成だった。

  • 神隠しに関する短編。小説・マンガ、あとエッセイや評論ぽいのも。
    黄昏時はほんとに帰れなくなりそうで、子供のころは妙に怖かったなあ。

  • H.21.3.1.松阪BF.1000

  • 神かくし 松谷みよ子著. 神かくし 平岩弓枝著. 星の塔 神社の教室 高橋克彦著. 丸い輪の世界 水木しげる著. 水泡 菊地秀行著. かくれんぼ 都筑道夫著. 湯河原奇遊 三橋一夫著. おじょうさん、おはいんなさい 石井睦美著. 竜潭譚 泉鏡花著. 神隠し二話 杉浦日向子著. 早池峰山の異人 長尾誠夫著. お勢登場 江戸川乱歩著. 山の人生 柳田国男著.
    抄録 男が、女が、大人が、子供が、姿を消した! 隠したのは天狗か狐か山の神か、それとも…? 「神隠し」をテーマに作品を厳選して編纂したアンソロジー。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松谷みよ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×