神はなぜいるのか? (叢書コムニス 6)

  • エヌティティ出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757101746

作品紹介・あらすじ

宗教とはなにか。宗教は、なぜ、どのようにして生まれたのか。なぜ、すべての社会には宗教があり、一見奇妙に思える信仰や儀式が、現在も行なわれているだろうか。文化人類学、認知科学、進化生物学、進化心理学などの最新の知見を駆使し、ヒトの心の進化に焦点を当てることで、宗教の謎を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 大学の授業の課題図書だった。多くの学問分野から宗教を捉えようとする、野心的な一冊だ。
    個人的に印象に残っているのは、「宗教の教えや決まりがあるから道徳的に振る舞う」のではなく、「人間の(既にある)道徳的感情に、宗教が寄生している」という主張だ。説明としてはしっくりくるのだが、どうも自分の中で実感が湧かないな、、、と思っていたら、そもそも私は無宗教者だった笑

  • 進化論、認知科学、脳神経科学、人類学、言語学などの膨大な見識から、『人類がなぜ神という存在を考え、創りだしたか』、を問う壮大な一冊。

    宗教も神も非常に多様な形式がありながら、一方で共通のものを持っていること、多くの社会で結婚が個人的なやりとりでなく社会的な意味を持つわけ、など一見神学論から離れたところで非常に鋭い指摘があります。

    この本の内容自体も、神学論の本、というよりは人類学の本、と感じました。聖書のような書物からの引用もさほど多くはなく、アンチ宗教の急先鋒といえるリチャード・ドーキンス博士からの引用があるくらい。
    すごいボリュームの本で、読むのは大変ですが、タイトルに惹かれた方なら、読んでみても良いのでは。

  • 原著の刊行が2001年で『神は妄想である 宗教との決別』リチャード・ドーキンス、『解明される宗教 進化論的アプローチ』 ダニエル・C・デネットに先んじている。これにニコラス・ウェイドを加えて「宗教機能学」と名づけても見当外れではあるまい。その嚆矢(こうし)がパスカル・ボイヤーである。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/04/blog-post_306.html

  • 読んですっきりする類の本ではないが、大事な知見がところどころに散りばめられている。読み手の考える仕事を与えてくれる本。

  • 難しすぎて、途中で断念。

  • ヒトは類推能力がある。類推できる範囲を越えた現象が眼前に表れたとき、信仰心が芽生える、であらすじ半分おk?
    原書2001年発行なのに、翻訳2008 年って、間あき過ぎじゃないでしょうか。なんかいろいろ出遅れ過ぎ。
    もうポワチエせんせは、他のフィールド走っていらっしゃいます。

  • まだ読んでいません。
    どなたか感想ください。

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