信頼と裏切りの社会

  • NTT出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757143043

作品紹介・あらすじ

人間社会は信頼なくして成り立たない。しかし、社会の中には必ず、信頼を悪用して自分の利益にしようとする裏切り者がいる。このため社会は、裏切り者を見つけ出し、制裁を加える制度・システムを作ってきた。しかしネット社会とグローバル化の現在、そうした制度・システムが機能しない場面が増えている……社会科学、生物学などを総動員して、信頼の構成要素を解明する総合的研究。

感想・レビュー・書評

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  • ブルース・シュナイアー!大好きなんだけど購入するのにちょっと日がたっちゃった。山形浩生さんの訳。装丁がかわいい。内容は、まあいつものブルース・シュナイアー節で、物量で圧倒って感じ。読んでいて気がついたのは、ああ、裏切りって、小さなシステムもしくは個人が大きなものに対してするものなんだ。ってことです。大きなシステムが小さなものをコントロールするのはそれがいくら小さなものにとっていやなものでも裏切りとは呼ばない。

  • 米国政府の暗号研究者にしてセキュリティ専門家による一冊。 それがテクニカルなものに一切タッチせず、インセンティブと人の、寧ろ経済学に近いジャンルを純粋に論じているのが、そもそも面白い一冊。

    例えば、囚人のジレンマから始まって、ルールや世論、立場や経済性といったパラメーターで全く異なってくる、評判(=信頼)に対するインセンティブ。

    ドライな様だが、シャフトにもなり得る。それは多民族国家ならではの合理性と自己責任の世界を学習するには相応しい切り口なのかもしれません。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:361.3//Sc5

  • 正直者がバカを見るんだ、、、厭世観がジワリです。。。

    NTT出版のPR
    「人間社会を成り立たせているものとは?

    人間社会は信頼なくして成り立たない。しかし、社会の中には必ず、信頼を悪用して自分の利益にしようとする裏切り者がいる。このため社会は、裏切り者を見つけ出し、制裁を加える制度・システムを作ってきた。しかしネット社会とグローバル化の現在、そうした制度・システムが機能しない場面が増えている……社会科学、生物学などを総動員して、信頼の構成要素を解明する総合的研究。」

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著者プロフィール

1963 年生まれ。コンピュータ・セキュリティの世界的権威。暗号学者。著書に
『信頼と裏切りの社会』(NTT 出版)、『暗号の秘密とウソ』( 翔泳社)、『セキュ
リティはなぜやぶられたのか』( 日経BP 社) などがある。ハーバードロース
クール研究員。

「2016年 『超監視社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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