パリを歩く

著者 :
  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757150782

作品紹介・あらすじ

革命都市の光と影。写真、彫刻、映画…木靴、コラージュ、バリケード。歩行の記憶をたどるユニークなパリ案内。

感想・レビュー・書評

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  • 京都が世界でいちばん美しい街だとばかり勘違いしていた私が、世界中を回って、パリこそ地球でもっとも美しい街だと思い知って早や幾年月が過ぎました。

    もちろん景観はさまざまで、サンクトペテルブルグの崇高な感じもすばらしく、ブラジリアも壮観なまさに未来都市で、ちょっと猥雑な雰囲気が捨てがたい上海とか、個性ある特徴を持ったどこにも類例を見ない場所は幾つも脳裏に浮かびますが、こと都市としての美しさといえばやはりパリに比類する空間を他に知りません。

    パリへの憧憬のその前に、映画や文学を通してフランスそのものへの傾倒がたしかにありましたが、目標はなんといっても実物のパリに何年か住んでみたいというものですが、フランス人と結婚して永久移住するのか、どこかの企業のパリ支店勤務で赴任するのか、老後にパリを終の棲家にするのか、まだ今のところどうなるかはまったくわかりません。

    ・・・続きます。

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著者プロフィール

写真家、映像人類学者。多摩美術大学教授。1960年神奈川県生まれ。南米滞在後、パリを拠点に写真家として活躍。1995年より多摩美術大学美術学部で教鞭をとり、現在は同大学情報デザイン学科教授。2006年〈市民の色〉で伊奈信男賞受賞。2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展における日本館の展示企画コミッショナーをつとめる。

「2019年 『現代写真アート原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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