世界はデタラメ: ランダム宇宙の科学と生活

  • NTT出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757160606

作品紹介・あらすじ

●3つの天体――地球、月、太陽の運動さえ正確に測れない事実が、決定論的宇宙観を一掃
●カオス――カオス理論が決定論の「なごり」を覆した
●ランダム――素粒子のレベルでは、すべてが確率に依存している
●統計的な物質――個々には絶対に追跡できない素粒子の「集団」の働きを理解
●量子の猫はいない――なぜ「マクロ」の世界は確定しており、予測可能なのか
●アインシュタインの量子宇宙への反応――「神はサイコロを振らない」
●時間の矢と宇宙の未来――エントロピーの増大と宇宙の膨張
                                     …などなど

カジノのルーレット、地震を引き起こすカオス、量子の奇っ怪なふるまいまで、宇宙の驚くべき現実をときほぐす「偶然の科学」への招待!

感想・レビュー・書評

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  • 数学というよりどちらかというと物理学の紹介書。

  • 難しい

  • この本で注意しなければいけないのは、”確率や統計についての解説本”ではない、ということだろう。
    ”科学とはどういうものなのか”ということを最新の知見でまとめたもの、なんですね。古典力学的な”科学”から、確率、統計、カオスなどを取り込んで現在のように変貌した科学について、わかりやすく解説している。その目的がわからないまま読んでも、消化不良になりかねない。宣伝に一考を要するのでは。

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著者プロフィール

(Brian Clegg)
イギリスのサイエンスライター。ケンブリッジ大学で物理学の学位を取得、『タイムズ』、『オブザーバー』、『ウォールストリート・ジャーナル』の各紙、『ネイチャー』、『BBC サイエンス・フォーカス』、『フィジックス・ワールド』の各誌など多数のメディアに寄稿してきたほか、ウェブサイト“popularscience.co.uk” の編集者であり、自身のブログ“brianclegg.blogspot.com” でも執筆している。著作は多数に及び、『科学法則大全』(化学同人、2022)、『世界を変えた150 の科学の本』(創元社、2020)、『もしも、アインシュタインが間違っていたら?』(すばる舎、2015)などの邦訳がある。近著にQuantum Computing(2021)とWhat Do you Think You Are?(2020)があり、Dice World とA Brief History of Infinity はどちらも王立協会科学図書賞のロングリストに選ばれた。

「2023年 『私たちの生活をガラッと変えた物理学の10の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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