なぜ、ビジネス書を読んでも「仕事ができる人」になれないのか?: 逆転発想で効率的に成果を上げる勉強術

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757216198

作品紹介・あらすじ

忙しい時間を割いてビジネス書を読み、セミナーに出席し、積極的に勉強しているのに仕事で結果が出せないと思っている方は多いのではないでしょうか。そんなあなたには、まず「勉強」に対する認識を一八〇度転換してほしいのです。本書で紹介する「結果より成果を求める」勉強方法は一見、"非効率的"に見えるかもしれませんが、最終的には勉強の効率を"最も"高めます。ぜひ、楽しみながら「勉強して成長できる人」を目指してください。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強をいまの自分の成長に結びつける
    未来において自分を変えるためではなく、いまの自分を変えるため
    何のために勉強するかではなく、勉強したことが何になるかのほうが大事

  • ビジネス書を読む者としては、定期的にこのような趣旨の本は読むべきだと思い、読書を本当の意味で身につけるために読んでみました。

    本書の指摘も分からなくもないですが、おそらく読書の仕方は、TPOに合わせて変わるべきものですので、その本に対応して変化させるのは当然のことだと思います。将来のことだけを考えてもダメだし、目の前の問題に振り回されてもダメ。そこをつなぐための何かを意識することが求められるのだと思います。

    もう少し間を空けて読み返すと、違う感想を感じるのかもしれませんね。


    「結果」(result):「それによって何が起こったか」という状態的な変化
    「成果」(achievement):自分が体験を通して培ったことの総体

    「成果」で考えたとき、はじめて未来への視点につながっていく。勉強によって自分の未来に何らかの変化を起こすには、必ず「成果」で考えることが必要。「いまの自分」と「明日の成長した自分」をつなぐものが、勉強による「成果」

    「何のために勉強するか」ではなく「勉強したことが何になるか」のほうがずっと大事。「目的創造型の勉強法」

    『竹中式マトリックス勉強法』
     「目標到達点のある勉強法」→「記憶勉強」、「仕事勉強」
     「目標到達点のない勉強法」→「趣味勉強」、「人生勉強」

    遊びは主体的にかかわった活動だから、今に役立つことにつながっている

    勉強=「いま目の前でやっていること」を「自分のためになるもの」に還元していく活動
    楽しみながら、遊ぶように、仕事から学び成長していく

    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・どうであれ、読書の目的を持つことは大切だと思う。なぜこの本を手に取ったのかを考えるべき
    ・それを踏まえ、短期的に活用するものか、今の仕事に関連しているのか、広く教養として読むものなのか、娯楽のためなのか、それによって読み方や読了後の活用の仕方は変化する。ただ惰性のように記録を残すだけでも意味がない気がするがどうだろうか

    <目次>
    第1章 勉強の成果が仕事の結果につながらない?
    第2章 自分を成長させるための「ワクワクする勉強欲」を取り戻す
    第3章 ステップ1「発見」―“ワクワクした瞬間に気づく”インプット術
    第4章 ステップ2「吸収」―発見を“自分の思考”に結びつける
    第5章 ステップ3「成長」―確実に「勉強」を「成果」にしていくアウトプット術
    第6章 勉強して成果が上がる人と上がらない人

  • 仕事のための勉強ができる時間は日常で仕事をしている時間のことだ。
    勉強してきた結果、今の自分があるという人は全て仕事における経験を一つの勉強と捉えてきた人である。問題は普段の生活の中から何かを学ぼうということを普段の仕事の仕事の中でどれくらい意識しているかである。一日は誰にでも24時間与えられているが同じ時間、仕事量をしながらその人が学び取る経験の量は全く異なっているのだ。仕事において自分に役立つことや自分に変化を引き起こすことを学んでいけば誰もが自分のレベルを上げることが出来る。純粋な意味で勉強とは知らないことを知る、出来ないことを出来るようにするということだ。

  • 題名はインパクト有りですが、一般的な勉強論の本です。
    具体的なHackのような記述はありません。

    勉強は「結果(資格に合格など)」ではなく、
    「成果(勉強から自分がどういう成長をしたか)」に着目して
    行うべきであるという内容です。

    確かに「成果」に着目すれば、
    どのような毎日の仕事等でも勉強することにつながります。
    また「結果」だけでは確かに自分の境遇は何も変わりません。
    (資格も合格しただけでは自分の境遇等は変わらず、
    生かして初めて変わることができる。)

    「インプット」(ビジネス書を読む等)の際には目的を明確にし、
    「アウトプット」(成果や成長)を明確にする。
    この両立がないといくらビジネス書を読んでも成果が上がらない
    ということです。

  • 何事からも学びを得ようという姿勢を保ち,「必要になりそう」な勉強ではなく「面白そう」という勉強をすることが,結局はその人の成長にもつながる。

    「デキる人研究家」を名乗る筆者は,本書で自己成長のための意識について述べており,上記の主張を軸としながら,そのための姿勢として,「HOWの思考」や「遊び=仕事の考え方」などをわかりやすく,かつ具体的に提示しているためすぐに自分の行動に反映させることができる。

    私の感想としては,とても読みやすく参考になるのだが,内容と題名が関連していないような気がした。「ビジネス書を読んでもできる人になれない=学びが自己満足に終わり行動に結びついていない」ということだが,本文のさわりでこそアウトプットの重要性を述べているものの,それ以降は好奇心と疑問を持ち続けることの重要性に終始している。まぁ奇抜なタイトルで読者を釣る出版社のいつもの手だが,ここまであからさまなのは初めてだった。それに引っかかった自分っていったい・・・orz

  • タイトルを見てこれだっ!と思い読んだが、ちょっと期待外れ。
    中身が薄いというか精神論に近い感じを受ける。

  • 本日ご紹介する本は
    なぜ、ビジネス書を読んでも「仕事ができる人」になれないのか
    という、まさに今の自分にぴったりのタイトル。
    と思って読んでみました。

    内容を一言でいえば、
    「自分への投資としてとらえた勉強の考え方」
    といったところかなと思います。

    目の前の結果のみにとらわれ、
    そのための努力や勉強ばかりしていると
    長期的に自分を変えるための勉強
    という視点がなくなる。

    あくまでも自分を変えるための勉強を意識する。

    どいうことかと言いますと
    目の前の結果を求められると、
    効率よく結果を出すためには
    その結果を出すのに関係のないことには
    手をつけない方がいい。

    効率を追求する人ほど、そう考えます。

    でも、将来の自分を作り上げるために
    蓄積になることを見つけて、
    そのようなことも勉強していかないと
    いつまでたっても自分は変われない。

    与えられた仕事を黙々とするだけでは
    成長がない。

    仕事の中からテーマを見つけ
    勉強を積み上げ、そのテーマの
    第一人者になる。


    本書の中で、「これはつかえる」、と思ったところは
    「まず、興味をもったことは記録しておく」
    です。

    そのとき、興味を持って
    「よし、勉強しよう」
    と思っても、時間がたつと
    何を勉強しようと思ったのか
    さえわすれてしまう。

    わすれなくても、
    いつか勉強しようと思うだけで
    いつまでも勉強しない

    といったことがよくあります。


    とにかく「勉強したい」
    と思ったことは、
    いくつでもいいので
    まず、「記録」しておけば
    日々、意識することによって
    そのことに関連する情報が
    目に入るようになり
    情報が蓄積され、
    記録した中のいくつかでも
    勉強を進めるきっかけになるのでは
    と思います。


    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「何のために勉強するか」でなく「勉強したことが何になるか」が重要
    勉強は日々自分を成長させてくれる楽しい活動
    「まず、興味をもったことを記録しておく」
    「考える時間」が「勉強熱心」や「仕事熱心」の犠牲になっている
    自分の研究成果を本にするつもりで勉強する
    「仕事」=「勉強」=「遊び」
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    第1章 勉強の成果が仕事の結果につながらない?
    第2章 自分を成長させるための「ワクワクする勉強欲」を取り戻す
    第3章 ステップ1「発見」―“ワクワクした瞬間に気づく”インプット術
    第4章 ステップ2「吸収」―発見を“自分の思考”に結びつける
    第5章 ステップ3「成長」―確実に「勉強」を「成果」にしていくアウトプット術
    第6章 勉強して成果が上がる人と上がらない人
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/a20993bbbc650317.png

  • ■仕事=勉強=遊び

    結果を出すためではなく、成果を出すための行動。


    効率、効率と騒がれている時代
    着眼点を変えれば、めっちゃ有利。
    気付くか、気付かないか。
    流れに、ただ呑まれてしまうのか、呑まれないのか。

    ずーっと先の桃源郷を夢見ながら、学ぶのではなく
    ■何がこれから学べるのかの視点
    ■これを自分の「今から」にどう活かすか、つなげるか
    ■情報収集マシーンにならぬよう


    同じことに対する「×アルファ」が違うから、おもしろい♪
    大事なのは、「楽しむ気持ち」と「今」だ!
    妄想族にならぬよう!

  • いろんな本の再編集って感じ

  • インプットばかりでアウトプットがないとダメ インプット→アウトプット→インプット→アウトプット
    結果と成果を分けて考える
    結果…状態的な変化
    成果…自分が体験を通して培ったことの総体
    勉強によって自分の未来に何らかの変化を起こすには、必ず成果で考えることが必要

    本当の成功者というものとは無縁だ(西田文郎 メンタルトレーニングの大家)
    確実に目標に向かって前進していることを疑わないから、失敗も、成功するための1つの過程ととらえる

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家、「できる人」研究家として活躍中。人材プロデューサーとして各分野の異才たちを発掘し、ネットワークを通じた”非組織プロジェクト”で多くのビジネスをしかけ、成功している。舞台裏での活動が主だが、プロデュース、ペンネームなどでビジネス、自己啓発に多数の著書を送り込んでいる。著書に『会社を踏み台にして昇る人 踏み台にされて終わる人』(コンシャスプレス)、『仕事を面白くしたいときに読む本』(PHP研究所)、『成功者に学ぶ時間術』(成美文庫)がある

「2006年 『大人のアタマで考えない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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