面白くてよくわかる!万葉集―美しい日本語で紡がれる和歌を学ぶ大人の教科書

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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757218154

作品紹介・あらすじ

宮廷でくり広げられる貴族たちの華やかな恋愛模様も、ドロドロと渦巻く陰謀も、野山の素朴な美しさも、困窮する平民の暮らしの様子も。それぞれの気持ちを31文字にこめて現在まで引き継がれてきた「万葉集」。

感想・レビュー・書評

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  • ポジティブな句だけ斜め読み。響きがすてきだ。日本語ってうつくしいな、と再認識。
    ツルモク的な挿絵もいいです。


    東の野に 炎の 立つ見えて
     かへり見すれば 月傾きぬ (柿本人麻呂)

    ぬばたまの 夜の更けゆけば
     久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く (山部赤人)

    我が妻は いたく恋ひらし 飲む水に
     影さへ見えて よに忘れられず (防人歌)

    春の苑 紅にほふ 桃の花
     下照る道に 出で立つ少女 (大伴家持)

    新しき 年の始の 初春の
     今日降る雪の いや重け吉事 (大伴家持)

  • 中学生の時、古文や和歌は訳が分からず挫折しました。こういう何段活用とか気にせず読めるのが嬉しい。

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著者プロフィール

根本浩(ねもと・ひろし) 文筆家、高校教師。1973年生まれ。茨城県出身。明治大学文学部卒。著書は40冊を超え、特に漢字本については定評があり、メディアからの取材も多数ある。日本テレビ『世界一受けたい授業』の漢字講師としても出演。

「2021年 『語呂合わせで覚える 書けない漢字が書ける本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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