プラトニックチェーン 1

著者 :
  • KADOKAWA(エンターブレイン)
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757712812

感想・レビュー・書評

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  • 漫画版より小説版と思ってわざわざネット購入。
    当時としてはコンピューターとかケータイとか斬新だったんだろうなと思いつつ、会話のやりとりが面白さの大半という短編だった。
    ともかく1話が短くていい。
    あと連作としてもニヤリな繋がりが多くて良かった。

  •  ファミ通で読んでたので、一応再読。オチまで覚えているものもあれば、まったく覚えていないものも多い。
     昭和生まれの女子高生がでてきたり多少の時代錯誤感はあるが、気にせず楽しめる。
     『ゲームキッズ』シリーズとは違って、一つのシステムを舞台にした30本のショートショートが掲載されている。


     第23話の「カリスマバッヂ」が、評価経済を表していていた。ネタバレ。
     自分のサイトのPVを表示できるバッヂが流行る。そしてそれが何十万の「カリスマ」は、クラブは顔パス、並ばずにレストランに入って料金もいらないという。
     そんな中、何百万のバッヂを下げた女を追いかける。すると「ゆうめいになりたくて・・・」と、血のついた包丁を落とす。ニュースに取り上げられるために殺人を犯したのだ。街頭テレビには、彼女の顔が指名手配されていた。
     という内容。
     岡田斗司夫といい、評価経済の概念はSF畑の人からでてくるのかなぁ

  • 渡辺浩弐「プラトニックチェーン01」読んだ。もし、世の中のすべての情報がわかるっていったら、何をお願いする?街のすべての監視カメラ、マイク、電話の通信履歴とその内容まで。この世の情報全てを蓄積したコンピューターにハッキングした凄腕ハッカーの噂。その名前は「プラトニックチェーン」

    俺が中学生のとき(ってことは、10年近く前)読んでたファミ通で面白かったの思い出して、ついブックオフで買ってしまった。

  • 現代又は未来にありえそうな内容である。
    プラトニックチェーン、是非利用してみたい。

  • 渡辺浩弐によるショート・ショート、第三弾。
    その第一巻。全三巻で、全百話。

    『ゲーム・キッズ』シリーズと同じく近未来のSFでありながら、
    舞台を今までよりも遥かに、読者のいる世界に近づけた感じ。

    『プラトニックチェーン Selected Strories』(スクウェア・エニックス刊)は、
    このシリーズの中のお話をたくさんの漫画家さんがコミック化したもの。
    『プラトニックチェーン』(遠野ヤマ、Gファンタジーコミックス)は
    三人の女子高生を中心に、同じ世界をコミックで描いたもの。
    また、『エンカウンター』(木の花さくや、小林ユウ BUNCH COMICS)の劇中でも、
    ユウとAIが調べものをする際に『プラトニックチェーン』を利用している。

    小説『晴れときどき女子高生 −プラトニックチェーン』(渡辺浩弐、ジャンプ・ジェイ・ブックス)も、
    同じ世界を描いたもの。
    コミック版『プラトニックチェーン』に登場する三人の女子高生が活躍する
    (三人とも名前は違うが、筆者曰く、『どうやら同一人物』であるとのこと)。


  • 3冊中、オススメは1かな。
    読みやすいし、現代的で面白いです。

  • 短編集。何でも知ってるプラトニックチェーンにまつわるお話。短くてどの話も読みやすいけど、時々背中がぞくってする。。。

  • ショートショート小説集。
    世界観、オチなど結構好み。

  • インターネットでこの世の全てが検索できる近未来の都市シブヤが舞台。
    オムニバス形式で物語が展開します独特の世界観が魅力的です。

  • ショートショート。
    かなり秀逸な出来です。
    もしかすると、星さんより渡辺さんの作品の方が好きかもしんない。
    漫画化もされてます。
    アニメ化もされてました。

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著者プロフィール

小説家・ライター。1962年、福岡県生まれ。1980年代から、映像・ゲーム業界でライターとしてのキャリアを出発させる。『週刊ファミ通』での連載を経て1994年に刊行された『1999年のゲーム・キッズ』で、本格的に小説家としても活動を開始。以後も、デジタルテクノロジーを題材に未来の姿をシミュレートするSF小説集として〈ゲーム・キッズ〉シリーズを手がけ続けている。本書での取材をもとにした〈ゲーム・キッズ〉シリーズ最新作も2023年内に刊行予定。著書に『2020年のゲーム・キッズ →その先の未来』、『世にも醜いクラスメートの話 渡辺浩弐ホラーストーリーズ』(ともに星海社FICTIONS)など。

「2023年 『7つの明るい未来技術 2030年のゲーム・チェンジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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