オリンポス (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者 :
  • 一迅社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758053709

感想・レビュー・書評

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  • うくつしい絵と、哲学的な問いかけと。神様たちの物語。
    人間をバカにしながら、それでも人間でできている神様の終わりない世界のおはなし。

  • 表紙の美しさに魅せられて、思わず手にとって、内容も確認せずにレジに持って行った。家に帰って、すぐに読みたくて、部屋の電気もつけず、デスクランプの下、夢中で読みふけった。
    人間の葛藤、神々の葛藤。そもそも、神とはなんなのか。人間とは?滅びの国トロイの王子、ガニュメデスは、なぜ箱庭に連れてこられたのか?
    どきどきする。

  • ※このレビューでは全2巻を纏めて扱っています。
    ※暴力描写及び流血表現の含まれる作品です。

    【印象】
    ギリシャ神話で二次創作。
    "とりあえずそれっぽく語りますので、考えたければ読者がなにかてきとうに考えてください"のようななにか。ふわふわしたい人や思考行為そのものを目的とする人以外にはお薦めしません。

    【類別】
    神話ファンタジー。

    【脚本等】
    意味はありません。
    ある観点からすれば"枠のない自由はいずれぼんやりとした苦痛に収束する"ことを脚本それ自体の枠のなさで体現する作品です。

    【画等】
    人物デザインあるいは絵柄が好みでした。人物原案のことではありません。
    読むのではなく"見る"べき作品かもしれません。

  • ヴィクロテシリーズとか楽園のとなりのイラストを手掛けてるあきさんのコミックを初めて手に取りました。この人の絵柄がすごく好きなんですよねえ・・・表紙も色の使い方といい繊細な線といい好みドツボです。
    ストーリーはふむふむという感じなのですが、オチが気になる。

  • ギリシャ神話から名前を取った話。
    微妙な会話が良くわからないけれど、ハデス萌え。
    絵はものすごくきれいなので良い。

  • 嘘を語らぬ神の話。絵に華がある。買った当時は話がさっぱり分からなかったが、何度か読み返すと分かってきた。

  • ギリシャ神話でしたっけ?これは神話を知っていないと話が全くわからないような、ちょっと難しい内容でした。なによりも私の勉強不足が原因で話が入ってこず、恥ずかしい結果に。
    でもね、普通の漫画だったらハインツが主人公で話が進んでいくのに、あの「オリンポスとどういう関係になるんだろう」と思っていた私。なんかいろいろな意味で恥ずかしい思いをした漫画になってしまいました。

  • 分からないものが神だ、と言うような作品。
    絵の美しさは圧巻。

  • 全2巻。
    ギリシャ神話をモチーフにしたお話。
    哲学的というのか、
    一度読んだだけでは私の頭では理解が難しく(。。;

    絵がとてもきれい!(実際、表紙の絵でジャケ買いしちゃったんですが)
    だから、また何度か読み直していれば、理解も深まってくるに違いない。
    2巻のボリュームも、それを考えるとちょうどいい。

  • ギリシャ系の神話をモチーフにした話。続巻と共に友人から借り読み始めたが、最初は祈りをしていた青年が主人公かと思いきや、太陽神アポロンと、箱庭に閉じ込められた少年の話だった。とても絵が綺麗で好印象。

  • 全2巻

  • 人とは何か、神とは何か。その当たり前の質問をされたとき、答えられるひとは果たしてどのくらいいるのだろうか。人はどこから来て、どこへ行くのか。万能であるはずのゼウスもまた、その答えを探しているのかもしれないと思った。

  • 流麗な人物の造形がとても魅力的。でも、太陽の神・アポロンがやっていることは精神的にややえげつない。神の掌で転がされる人間のさまが面白いと感じられるかは人によるのだろうけれども、それがいい。

  • ギリシャ神話の太陽神アポロンに拐われて、ゼウスの箱庭に囚われるガニュメデスの話。

  • 1,2ともいい。終わりなく終わるのもいい。
    考えながら読むといい。

  • 次巻はいかに!!

  • 女性の描く、鋭利でかつ冷徹な話は尾を引くけれどつい手にとってしまう。

    黒く冷たい、どろっとしたものの上に敷きつめられた決して枯れぬ白い花々。
    奏でられる冷たい音楽。

    そんなお話。

  • 既刊、1巻〜2巻まで読了。

  • 後味は悪いけど絵が綺麗なので読んでて楽しいです
    結局何が言いたかったのかは全く分からなかったですが。

  • ファンタジー。
    全二巻。

    箱庭に囚われた一人の男と、彼をとらえた神が主人公です。

    絵が素敵です。
    一巻は、囚われた男をメインに描かれていますが、2巻は男をとらえた神をメインにして描いています。
    特に2巻は、断片的で、余白の多いストーリーとなっています。
    まだ続くのかと思わせられましたが、残念ながら、2巻で終わりとのことで、あとは読者の想像で補うしかないようです。

  • ジャケット買いと申しましょうか、ジャケット買いです。

    でも、この作品以降のものは今の所『アルオスメンテ』まで全て大切に読ませていただいてます♪

    アポロンから逃げたくて仕方がないガニュメデス。
    二人のやり取りの合間に現れるオリンポスの神々。ゼウスの絶対。

    絵の美しさも勿論、なんだか知的な雰囲気が漂うのですね。
    味わい深い作品です。

  • 表紙と、あとは「ギリシア神話」というキーワードに惹かれて購入。
    神話として広まっている物語というよりも登場人物だけ拝借したような作品。
    私的には「ゼウス、こうきたか!」という感じ。
    神様の性格がどれも個性的で、でも、なんだか納得ができる。。。
    ギリシア神話に登場する神々の名前を覚えるにはいいかも。
    興味を持つきっかけになりえる作品。
    ただ、もっと読みたかった。
    ここで終わりなのかと、ちょっと残念。

  • ずっと気になっていて。絵が好みなので。中古で買いました。
    ゼウス、ポセイドン……もう一人忘れた。この三兄弟だったりアポロンだったり、聞いたことのある神様の名前が出てきて、出てくるのはいいんですが。話の設定を理解するまでの時間が、必要でした。というか最終的に理解しきれてはいない?一度読みなので、それはまあしょうがないとして。
    絵が、綺麗です。表紙だけでなく中身も。

  • 神の箱庭で繰り返される時間を描いた物語。
    カバーの触り心地とか装丁が好きで、絵柄にも惚れて購入。
    個人的にはこういうの好きだな。ありだと思う。

  • とにかく絵が美しい。ギリシア神話を大胆に描いた作品。

  • 全2巻所持。

  • 特に何が解決するわけでもないのに奇妙な一喜一憂を感じた。物語としての盛り上がりはほとんどないのにずっと話に引き込まれ続けた。
    絵の美しさも含めて、素晴らしい作品世界。

    ただ後半は少し失速したかなという印象。綺麗さがこじんまりしていったというか。
    単に見慣れただけかもしれないが…そこだけが残念。

  • 絵が美しすぎてとうとう買った

    ガニュメデスがずっとイライラしててこっちも悲しくなってきちゃうけど、とにかく美しいものが見たい時に読むと呆然としちゃうくらい綺麗。

  • “「じゃあ 聞くけど アポロンは 「二人で探しても 出口はない」って 言ったか?」
    「…… それは 言ってないが…」
    「そうらみろ!! じゃあ試す価値 十分だな!」
    「…いや だが それは 二人という 状況になったことが ないから 聞いたことがない だけで…」
    「じゃあなおさら 史上最高の ラッキータイムかも 知れないぜ!?」
    『「ラッキータイム」… 馬鹿な そんなもの あるはずが』
    「あるよ
    絶対に ある! さあ!」”

    嘘を話せない暇な神様達と箱庭に捕らえられた人間の話。
    どうしようもない残酷さと素敵な衣装が目を惹く。
    切り捨てた身体がぶあっと切り花に変わる所が良かった。

    Thanks to K.H.

    “「…どこと 言われても 分らないが…
    私はいつから 神を信じていたか 覚えていないし こんなことに ならなければ アポロンが こんな下衆な」
    「そこは繰り返さ なくていいよ…
    …だが ガニュメデス 君が今口にした 疑問は結構 斬新だ
    ぼくが疑問に 思ったことは すべてあらかた 口に出せるかを 調べ尽くした
    それはもう 暇潰しにも ならない ネタ切れ状態だ
    君は 神々が 知り尽くして しまったと 思い込んでいる この世界に
    神々が 気付きもしない 真実がまだ 残っている と 今」”

  • ジャケ買い漫画。
    絵が好みです。
    最初のエピソードからシュリーマンのファーストネームが"ハインリヒ"だということを初めて知りました。
    しかしウィキ先生によればハインツなかなか小賢しいな(笑)
    一巻はひたすら淋しさとか虚しさが強調されてるような。
    きらいではないです。

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著者プロフィール

1998年生まれ 調布市在住。2021年から、フリーのイラストレーター、作家として活動している。

「2022年 『夢の入り口 あき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あきの作品

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