泣き虫シェルの就職事情 (一迅社文庫アイリス)

著者 : こる

• 一迅社 (2018年9月20日発売)

感想・レビュー・書評

[永杜さんの感想 · 2021年7月26日]

冒険者に憧れているけれど、痛いのが嫌いな主人公。
諸事情により、大金を持って故郷を離れた。

ちょっとした権力を振りかざされたから
出て来たのか、と思いきや、な理由でした。
タイミングとしてはよかったのかも知れません。

ただ、主人公の性格がちょっと…。
冒険者にありたいけど、痛いのは嫌だ、という心理が
まったくもって分かりません。
憧れで終わらせればいいのに、そのまま突っ走り
騒ぎ立てる子供状態。
子供時代ならまだいいですが、大きくなっても…では
ちょっとどうなのかと問いたいものが。
それほど幸せな生活ができていた、というに
なるのかも知れませんが。

話は面白かったですし、微妙に
主人公も成長しています。
が、最後の最後に結局…という精神力。
まぁ有事は終わりましたからいいのかも、ですが。

[海さんの感想 · 2021年3月3日]

シェルが物凄く甘えん坊で五歳児並。泣く理由も全部自分のためでザクシスに全力で甘えてくる。魔法は使えるし、仕事も出来るのかなとは思うのですが、あまりにも人に頼ってくるので好かれる理由が分からない。
話は面白いと思うのですが、キャラが苦手で評価は低め。