ナナイロノコイ

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 364
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410182

感想・レビュー・書評

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  • 豪華な作家人の恋愛アンソロジー。
    サラサラと読み進めることが出来た。
    これと言って突出して好きな物はなかったけど
    すべてがサラリとして読みやすいオシャレもの。

  • 2005.09.21. 淡々としてた、どれもこれも。谷村さんの「ビルの中」が今までにない感じで好きかなぁ。これ、恋愛小説かよ~みたいな。それから始まるんだろうっていうもどかしい感じが好き。

  • 恋愛小説のアンソロジー。収録作品と作家は以下の通り。

    「ドラジェ」江國香織
    「そしてふたたび、私たちのこと」角田光代
    「帰れない猫」井上荒野
    「これっきり」谷村志穂
    「ビルの中」藤野千夜
    「くらげ」ミーヨン
    「手のひらの雪のように」唯川恵

    タイトルどおり、上記ナナイロの恋愛小説の短編が読める。唯川さんのだけ、2002年10月15日から12月16日まで明治製菓の冬限定サイト「冬だけ物語」で公開されたオリジナルで、それ以外はすべて書き下ろし、とのこと。

    これを読んだのも、井上荒野さんの作品が入っているから、なんだけど、これまたそれぞれ良かった。

    一番好きなのは、藤野さんの「ビルの中」。この作家名もいろんなところでよく目にするので気になっていたんだけど、これを読んだらいよいよ他の作品も読んでみたくなった。今度チェックしよう。

    それから、谷村さんの「これっきり」は、恋というよりも女の友情が壊れてゆくというストーリーで、友達づきあいが下手なわたしにとっては胸の痛いものだった。

    角田さんの「そしてふたたび〜」も、恋する女友達3人の関係が描かれているが、こちらはとっても幸せな友情。うらやましくなる。こんな友達がいたら、いいね。

    恋と友情って、女にとって、やっぱり密接な関係にあるのよね、と本書を読んで再確認した。

    ちなみに、ミーヨンという作家名は初めて知った。「誰??」とプロフィールを見ると、ソウル生まれで、大学卒業後、渡仏して写真を学んだ後に来日し、2001年に初の小説的エッセイ集を刊行した、とある。日本語がちょっと固めの翻訳調なのはそのせいなのね。(2006.3.17)

  •  さまざまな恋のアンソロジー。色はあまり感じなかったけれど、ひとつひとつのお話はちょっと重たい感じ。

  • なんか大人な感じというか、浮気だとかそーゆーのは好きじゃないけど、おもしろかった

  • 江國香織「ドラジェ」/角田光代「そしてふたたび、私たちのこと」/井上荒野「帰れない猫」/谷村志穂「これっきり」/藤野千夜「ビルの中」/ミーヨン「くらげ」/唯川恵「手のひらの雪のように」   7人の作家による恋愛アンソロジー。一番好きだったのは唯川恵さんの作品でした。結構ありきたりな展開ですがキュンとしました。ミーヨンさんの「くらげ」も独特な雰囲気が好きでした。

  • 唯川恵さんのが一番好きでした。恋かぁしてないなぁ。

  • 江國香織、角田光代、井上荒野、谷村志穂、藤野千夜、ミーヨン、唯川恵の7人の女性作家
    による恋愛小説アンソロジー。
    こういうのは好きだったはずなんやけど、、、もう年取ったってことなのかなぁ。
    ふわふわした軽い恋愛小説が受け入れられなくなって来た。
    特に短編だと前置き細かい描写が省かれているので、
    男の人と女の人がいました。2人を湯のみの中に入れました。お湯を注ぎました。じょー。
    3分待ちました。
    ハイ、恋愛の出来上がり!
    そんな感じに思えてしまった。こんなんなら自分でも書けるんちゃう?とも(笑)

  • 江國さんと角田さん目当てで読み始めて、唯川さんにハマった。
    この3人の作品はよかったのですが、他はううーんというところ。

  • 私は唯川恵さんが好きなので、読んでみました^^
    短編なので読みやすいし面白いです。

    個人的には「帰れない猫」「手のひらの雪のように」が好きかな〜。
    文体も口説くなくて読みやすかったし…

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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