雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-2 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432993

感想・レビュー・書評

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  • わざわざ「料理人」をうたうなら、もっと料理を出してほしい。

    他の皆様のレビューにまさに納得。

    コース料理でいえば、オードブルなのでしょうか。
    ともかく主人公に亡くなった先代の裏稼業を
    早く継がせたいという一心で物語が進んでいるような気がします。
    確かに、主人公が密偵という裏稼業を継がないと、
    さまざまな事件に絡めませんものねぇ。

    ということで、
    この後きっといろいろと話がふくらむのではないでしょうか。
    学校図書館にはコレしかなさそうなので、
    市立図書館でご縁があったら続きを読みたいと思います。

  • 物語としてのおもしろみに欠け、設定に無理がある。加えてリズム感のない文章。二話の途中で挫折。

  • 季蔵は武士から町人になったとはいえ、言葉が・・・。時折おき玖とダブって、どっちが話しているのか分からない時も。どっちかといえば、亡くなったおとっちゃん、長次郎の話を読みたかったなぁ。オットコ前だったろうなぁ。サラっと読めるのは良かった。料理人というのならば、澪ちゃんの方が読ませてくれるな、と思った。

  • 事件の解決があっけない気がします。登場人物は魅力があって、設定も期待させるものがあるのに残念です。

  • 本屋さんで、みをつくしの側にいつも置いてあるから読んだのだけど、
    話の流れが掴みにくいのは、私の理解不足なのだろうか…?

  • みおつくし料理帖を最新巻まで読んでしまったのでこっちに。
    でも捕物帖だからなあ…料理の描写が少なくて残念。
    長次郎柿はおいしそうだった。5年しか修行してないのにこれから大丈夫なのかな…\(^o^)/

  • 季蔵はもとは武士だったが、「塩梅屋」の料理人になって5年。
    28歳の長身、引き締まった体つきのかなりいい男。
    銀杏長屋に住み、棒手振りの三吉が売りに来た納豆を買う平和な朝。
    朝飯のためではなく、料理の研究のためだった。
    ところが、仕込んでくれた恩人の店主・長次郎が亡くなる。
    大川端でおろくが上がったという騒ぎに駆けつけると、自身番屋に運ばれていた。首の後ろに小さな刺し傷がある。
    同心は気力のない様子で、覚悟の自殺と決めつける。
    殺されたのに、川で落ちたとして、すまされてしまう。
    納得がいかない季蔵と、長次郎の娘・おき玖。
    おき玖は真っ黒に輝く目をした可愛い娘。
    少し前に千代乃屋の若主人が急死する事件も起きていて、やはり首の後ろに傷があったという?!
    捜査がされない理由には、意外な背景が‥?!

    別棟での特別な客の接待は主人だけがしていて、手を出したことがなかった。
    別棟のご贔屓客とは…
    北町奉行の烏谷椋十郎(からすだにりょうじゅうろう)に関わりがあったとわかる。

    季蔵が侍をやめるについては、無念ないきさつがあった。
    堀田季之助と名乗っていた頃、鷲尾家用人の娘・瑠璃と許嫁だったが、鷲尾家嫡男・影守に奪われたのだ。
    その過去がまた動き出す…?

  • 飯屋で捕物というのは、良いじゃないか。面白く読んだ。
    四季で一冊というのも、大切に味わえて良い。
    それらしすぎる、という点もあるけれど判りやすく、反対にあっさりとした料理描写がそそる。

  • 時代小説。元武士季之助が町人で料理屋「塩梅屋」の使用人→店主季蔵となり、裏稼業も継ぐことになる過程を描いたシリーズ第1弾。
    もう少し料理寄りの小説化と思っていたが、裏稼業メインの小説だった。
    事件の解決場面に正直、物足りなさ感もあるが人情味あふれる部分も多く第2、3、、、弾と読み進めたいシリーズ。

  • 読みやすさと、ややこしくない設定がお好みに。
    シリーズでまだ何冊かでてるので、続けて読むこと決定。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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