秋の蝶: 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-7 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2008年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758433303
感想・レビュー・書評
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うつりゆく四季折々の美しい景色と共に情緒豊かにつづられる物語は相変わらずで、おりきさんのまわりで次々起こるできごと。
お金のためにわが子を売る人もいれば、血のつながりはないのにわが子、家族同然に思いやる人もいる。
けれど、おりきさんの周りにはおりきさんはじめ、みんな気持ちいい人ばかり。
情けは人のためならず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10月30日~11月2日
陰間専門の子供屋から助けだされた三吉は、双子の妹おきち、おりきを始めとする立場茶屋の人々の愛情に支えられ、心に深く刻みつけられた疵も次第に癒えつつあった。そんな折、品川宿で“産女”騒動が持ち上がった。太郎ヶ池に夜遅く、白布にくるまれた赤児を抱えた浴衣姿の女が、出現するという…(「秋の蝶」より)。四季の移り変わりの中で、品川宿で生きる人々の人情と心の機微を描き切る連作時代小説シリーズ第三弾、書き下ろしで登場。 -
立場茶屋おりき3話
おりきの物事を決める様は読んでいて気分がいいのですが
周囲の人間のお莫迦ぶりに、相変わらずやるせない思いで
読んでます
でも・・・面白い(茶屋部分が類焼しました!) -
L 立場茶屋おりき3
どうも拍子抜け事件が多いような。福寿草は伏線散々振っといてなんもなし。
それにしても従業員のバタバタ、勘弁して欲しい。まったく趣のある宿がつたわってこない。
1頁半もある「口語」にも辟易。