春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

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  • 角川春樹事務所
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436984

感想・レビュー・書評

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  • 泣く子も黙る金座裏の九代目夫婦も、隠居に向けて少し朦朧してきた印象でなんか寂しい。
    政次は知性も腕っぷしも申し分ないけれど、残念ながら啖呵は全く似合わないなあ。ゆくゆくは経験と年齢で貫禄がついてくるんだろうけど、それまでシリーズが続いているのだろうか。

  • 亮吉活躍の巻。

  • 三毛猫菊小僧の家出。どこに行ってたのかな?

  • 猫探しに人捜し。
    それでもあまり地味な話にはなりませんね。(^^;
    最後に大捕物もありますが、話の中心は元気を無くした女将さんです。(^^;
    まわりの心配がこっちにも移ってきそうな感じでした。

  • 金座裏の飼い猫 菊小僧が行方不明で大騒ぎのなか、寺坂同心の親戚の次男が祝言前に行方不明となり捜索を依頼してきた。中編の後に短編2編という構成。話に関連性はなく、なぜこんな形にしたのかな?話自体も3編とも凡庸。特に行方不明の猫と次男坊を探す中編はもっと話を膨らませれば面白くなりそうなのに尻つぼみで終わってしまった。猫の使い方も感心しない。散々引っ張っといてこれで終りか?と拍子抜けしてしまった。この猫ならではの物語が出来そうなのに。マンネリは以前からだが、ストーリーにピリッとしたものが失われてきた。

  • 読んだのもちょうど桜の季節やったのがなんか良かったなぁ。

  • むじな長屋の幼馴染四人に焦点を当てた構成。

    大きな事件はなく、次巻から四人の身辺にも変化が見られることへの助走か?

  • 最近のこのシリーズは5章のうち3章や4章まででメインのストーリーの決着がついてしまうという構成の悪さが目立つようだ。今回もほぼ3章で話は一通り決着。4章・5章は付け足しの感が否めない。3章までの中に挟み込めばよかったのにと思いながら最終ページに到達。シリーズものなので、登場人物の近況を読んでいく感じで、平均点は取れるので当たり外れは少ない。ただ、盛り上がりには欠けるかな。

  • 159(2012)
    163(2013)

  • 鎌倉河岸捕物控シリーズの第21弾。飼い猫・菊小僧の家出と、婿入りが決まっている旗本の失踪の2つを軸に話が展開されている。最後は一応、大円団という感じかな。

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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