- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758438414
感想・レビュー・書評
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10年強前、自分が40歳になったとき、
『初老とは40歳の異称 』であると辞書で知り、
すごくショックだったことを覚えてる。(苦笑)
さすがに現代の40歳が初老だなんてことはなく、
イメージ的にはアラ還世代が初老なのではないだろうか?
この物語はまさに、そんなアラ還女性3人が主人公。
お総菜屋さんで働く3人の人間模様の連作短編集。
11編の美味しそうなタイトルをひっくるめて表題となっている。
50代の今の年齢で読んだからこそ、
あんな還暦なら楽しいかも、と思えてきた。
この作者の小説は、静かにドロドロしてる不倫ものとか、
曖昧な日常的恋愛なんかが多いと思っていたが、
こういうのも書くんだー?!という驚きがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
料理の描写が巧みで、お惣菜っていいなぁと思わせてくれた。料理と食事を通して、登場人物が気持ちの整理をして行くのが良かった
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登場人物が全員好きになれない
それでも1日で淡々と読めたので作者が上手なんだろう。 -
美味しいごはんが食べたくなる話だった。
ちゃんと丁寧に作ったご飯を食べたくなる。 -
何事も起こらないお話ではないのに、読んでる側の気持ちとしては終始穏やかだった。
自分がこの年代になったら何してるんだろうと物語の中で何か起こるたびに嫌でもいちいち引き込まれて考えさせられる。
食べ物で幸せになるお話は大好きで、現実に自分もそうなることが多い。この作品は特に文章自体が好きなのもあってより幸せな気持ちになった。 -
生きることは楽ではないけど、ささやかでも自分の居場所があれば、喜びも訪れる。読み終えて少し元気を貰えました。
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荒野さんの筆力のせいだと思うけど、とても疲れた。
いちいちため息が出そうになる
3人が恐ろしく近い存在に感じて1行読むごとに共感しようとしてしまう。
人生っていろいろあるなあと思うし、一方で私にはなにもないなあと思う。
読む前後でタイトルの意味合いが全然違ってくるのも面白い。
元気なかった時に赤坂のタコス屋さんでお腹いっぱいタコスを食べて元気でたのを思い出した。
食べるって素敵。 -
ドキドキもハラハラもなく、安心してくつろぐことができます。
お惣菜屋さんが舞台なので、出てくる料理は豪華ではないけれど、丁寧に作られているからこそ今の時代には「豪華」でしょうか。 -
面白かった。
ただ何回読んでも主人公たちがもう少し若いイメージになってしまって。たぶん60過ぎの人と交流がないからだと思うんだけど。
あと10年20年たってから読んだらまた印象が変わりそうな本だなぁ
あー、白山さんだけ嫌い。