永遠に 立場茶屋おりき (ハルキ文庫 い 6-33 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2016年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440219
感想・レビュー・書評
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一気に終わりとするためか、色々なお話しが次々と纏められて行く。おきちもどうなるかと気を持たせたが、良い話しに仕立てられてしまった。でも、おりきと巳之吉は結果的に一緒になるのだろうか、このままの状態なのか?
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第二十五弾での最終話
着々と後継者の育成にもめどが付き、歳を経るおりきたちの今後も?
養女おきちも双子の兄のいる京へ嫁ぎ、三代目女将とし里実も確実に、そして板場の後継者も
何かあわただしく終わった感じ -
とうとう終わってしまった...
江戸の息使いや粋な仕草 市井に生きる人々の
人情が愛おしい作品。
凛としたおりきさんのこの先も
応援し続けたい。
出来るならば御宿かわせみのように... -
内容紹介
先代のおりきの孫娘・里実が、縁あって「立場茶屋おりき」の女中見習となった。
育ての親の恵心尼は、里美に躾や読み書きばかりではなく女ごの嗜みの大概のことを教え込んでおり、
しかも山野草が大好きだという。
一方、板頭・巳之吉も後継者を育てることに余念がない……。
そしておりきと巳之吉の愛の行く末は! ?
美味しい料理と温かな人情を濃やかに描いて大人気の「立場茶屋おりき」シリーズ、
ここに感動と希望の完結。(解説・菊池仁)
平成28年10月31日~11月4日 -
シリーズついに完結。
安心して読める、良いシリーズでした。
いつか、里実や福治が中心となった、“立場茶屋おりき”の話も読んでみたいです。 -
25巻続いた立場茶屋おりきシリーズ最終巻。最後の2冊ぐらいはちょっと急ぎすぎな気もしますが、大団円に向けて少しずつ歳をとり変化していた面々の最後の姿が。おりきの生き方なかなか考えさせられるものでした。聞いたことの無い江戸言葉が面白かったです。