- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758441759
感想・レビュー・書評
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ラノベ感覚で、サクサク読めちゃう。ちょっと軽すぎ?という感もありますが、昔,少女漫画をワクワクニヤニヤしながら読んだ気持ちを思い起こさせてくれます。
主人公の手習い所師匠・初瀬を巡って、旗本・伊織様と同心・多聞さんの関係が面白く、筆子のミーハー女子達と一緒になって心踊らせてしまいます。
ラストは「えーっ!」という感じで終わったので、ぜひ続編希望です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女の子ばかりの筆子も、新米師匠も共に可愛い。
初瀬が少しずつ成長しながらも、子供っぽさを残している所が微笑ましいです。
初瀬を巡る恋のあれこれが楽しく、とにかく可愛いほっこりする内容です。 -
病気で倒れた伯母のあとを継ぎ、手習い所「心花堂」で師匠をつとめる匂坂初瀬。しばらくは経験不足に戸惑い、また「手習いの場ではえこひいきは避けよう」との思いが通じず筆子を減らしてしまうことになる。がしかし、初瀬は凛とした態度で子供たちのピンチを真正面で受け止め続け、解決につなげる中で、互いの信頼感を強めていく。子供たちと初瀬のユーモアあふれる会話には楽しさと温かさを感じ、また素直で純粋な気持ちが表現されている場面も面白かった。男性にはちと耳の痛い言葉と結果が・・・。
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卒中で倒れた伯母の後を継いで始めた女手習い心花堂。大店の娘お千代を叱ると反発されて気がつけば筆子は4人だけ。子供たちと心通わせ、幸せな日々はやってくるのか。凄いライトな感じで読みやすい時代小説です。部屋住みとか同心とかいう基礎的なことを知っていたら読みやすいんじゃないかと。