みをつくし料理帖全巻セット(12冊セット) (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784758442107

感想・レビュー・書評

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  • 「銀二貫」を読んでから、みをつくし料理帖シリーズを読みました。
    図書館で借りて、子どもが寝静まった後に「待ってました!」とばかりに読んでいました。

    「旭日昇天」と「雲外蒼天」と易者に言われた幼馴染の2人の運命は…。

    大正生まれの祖母が、おみくじのたびに「大吉はよくない。良すぎるのは良くないんだよ。」と言っていた言葉が重なった。

    登場人物それぞれのキャラクターがよく描かれていて、実写だったら誰が演じたらいいかな何て妄想したりなんかしちゃって。

    私は現代の恋物語より、このシリーズの方が歯がゆさや奥ゆかしさがあって、よりきゅん♡としてしまいました。

  • 初めての時代小説
    面白すぎて止まらなくて、1ヶ月間、あらゆるシーンで少しづつ読み進め、ついについに読み終えてしまいました。

    通勤時間に涙が出てしまったり、降り過ごしてしまったりする程、下がり眉の澪ちゃんに夢中でした。

  • さまざまなシーンで涙が零れた。物語の綴り方、言葉の選び方がとてもあたたかく、登場人物もさることながら著者の高田郁さんに1番魅了されたかもしれない。

  • ははぁ、漫画の原作っぽいな、軽い作りだな、そう思いながら4〜5巻目まで読んでいたけど、6巻以降の残酷な展開に、なんで主人公だけが不幸になっていくのだと涙目で読んでいた。8巻目以降は濃厚なサスペンス仕立てで、その解決の糸口になるためにあの悲しい別れを設定したのかと思うと、この作者は冷徹だなぁと思った。
    その後、澪と野江が幸せになったか確かめるために、これから特別編を読む。

    追記:特別巻『月の船を漕ぐ』を読んで、澪の雲外蒼天が完結した。結末はこれで良かったのだと改めて思った。

  • 小松原さまと又さんのことがすき。
    江戸の文化も感じる描写のていねいさがすき。

  • ついに読み終わってしまった…。
    物語の素晴らしさと言葉遣いの美しさに魅せられた。

    決して平坦ではない毎日を、ひたむきに生きること。
    自分の心に真摯に向き合い、素直に真っ直ぐに求め続けることで拓ける道がある。
    日々の暮らしの中にこそある幸せ。
    丁寧に心を込めてつくられた料理は、体も心もみたしていく。

    ごちそうさまでした。
    いってらっしゃいませ。

    (天の梯 145ページ)
    食は、人の天なり。
    澪は胸の内で、密やかに心星に誓う。
    食べる人の心と身体を健やかに保つ料理を作り続ける ーーー その一筋の道を、ただひたすらに歩いていきます、と。



  • 小説を読み続ける事になった、、、
    小説の依存症にした、、、
    そういう出会いの本。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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