松葉の想い出 神田職人えにし譚 (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 168
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758443852

作品紹介・あらすじ

同じ長屋に住む幸が昨日から帰って来ていない。
心配になった縫箔師の咲は幸が働いている茶屋へ出向き、
女将から母親の具合が悪く、実方に戻っているので店を休んでいるという話を聞いた。
しかも実方は日本橋にある乾物屋だという。幸は親兄弟も親類もみんな亡くし、身寄りはいないはず……。
咲は困惑する。そんな折、幸の姉と名乗る女が長屋に現れて──。
人々に温もりや安らぎを、との願いを込めて絆を結ぶ、傑作人情時代小説のシリーズ第三巻。

感想・レビュー・書評

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  • 202111/シリーズ3作(飛燕の簪、妻紅、松葉の想い出)まとめて。
    昔の作品を改題しシリーズ化したもののようだが、今回初めて読んだ。職人モノという設定にひかれ購入したら正解、面白かった!出てくる小間物や主人公の刺繍の描写も良くて、めちゃめちゃ欲しくなってしまう程。双子の童しろとましろのファンタジー加減も、この時代モノの世界観を邪魔することないちょうど良さ。各話の展開に偶然要素や都合良さはあるものの、人物造形が良いので興ざめすることなく楽しめた。気の良い長屋の面々との助け合いもあたたかい。シンプルな文章でグッとこさせる描写(第一話作中の『これまでに、一体どれだけの「仕方のないこと」を飲み込んできたのかと思うと』等)も好み。

  • 寂しさも先行きの不安もいつの時代もあるもの。
    でも今できる事を出来るだけ頭を上げてやって行くしか無いのだと読み終わって思います。

  • シリーズ第3弾。

    「神田職人えにし譚」だから、職人としての話というよりは、咲の周囲の人々との縁がメインの話なんだと、改めて実感。
    しろとましろの存在もいいアクセントで、ほっこりする。

  • お咲さん推理力抜群!!!

  • 2021年1月ハルキ文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。お包み抱っこ、桔梗の邂逅、松葉の想い出、の3つの連作短編。出てくる子供達が可愛いです。しろとましろの不思議さも気になり、悪くない人情話ですが、ありふれた展開が、ちょっと残念です。

  • 「時々、お見通し」

  • 江戸時代女の職人は皆無に近かった時代。
    両親がなくなり、妹と弟を縫箔師という腕で育て上げた咲。

    長屋の友人知人に囲まれ、腕を認めて品物を売ってくれる女主人にも見込まれ、女一人で腕一本で生き抜くお話。

    しろとましろという稲荷神社の狐の化身も重要な登場人物(?)だ。

    女職人が主人公のシリーズは、恋に人情に結婚の悩みや世間との戦いや盛りだくさん!

    毎回心意気に痺れます。

  • 縫箔師の咲さんのお話。姉御肌の咲さんかっちょよくて好きー!!

  • 同じ長屋に住む幸が昨日から帰って来ていない。
    心配になった縫箔師の咲は幸が働いている茶屋へ出向き、
    女将から母親の具合が悪く、実方に戻っているので店を休んでいるという話を聞いた。
    しかも実方は日本橋にある乾物屋だという。幸は親兄弟も親類もみんな亡くし、身寄りはいないはず……。
    咲は困惑する。そんな折、幸の姉と名乗る女が長屋に現れて──。
    人々に温もりや安らぎを、との願いを込めて絆を結ぶ、傑作人情時代小説のシリーズ第三巻。

  • 2021.11.18
    2022.07.10

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著者プロフィール

1972年生まれ、ミネソタ大学卒業、カナダBC州在住。2012年『鈴の神さま』でデビュー。同年『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞受賞。「上絵師・律の似面絵帖」シリーズでブレイクした注目時代作家。

「2023年 『江戸は浅草5 春の捕物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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