生から死へ、死から生へ:生き物の葬儀屋たちの物語

  • 化学同人
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759818222

作品紹介・あらすじ

★野山で死を迎えた動物たちのその後を細やかな目で記録したナチュラルヒストリー★
 動物たちの死体は、それを栄養とする別の生き物(腐食者)たちによって摂取・分解される。本書には、ハゲワシ、コンドル、ワタリガラスなどの鳥類と、シデムシ、糞ころがし、ハエなどの昆虫を中心に、キノコなどの菌類や細菌、さらには、かつて腐食者であった人類の祖先までもの死体あさりの様子が生き生きと描かれる。
 命あるものは必ず死ぬ。自然界ではその死体は次の命を生み育てるために使われ、生命が引き継がれていく。生活から切り離された病室で死を迎え、そのまま火葬で葬られれる現代のわたしたちは、そこから学ぶことがあるのではないだろうか……

感想・レビュー・書評

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  • 訳の問題なのかもしれませんが、全体として「読みづらい」という印象が強かったです。
    生命の循環サイクルについて概観することが目的なのかと思いきや、個別具体的なスカベンジャー生物についての詳細な観察が続く部分が多く、そこで取り上げられる動物も(少なくとも日本で暮らす読者にとっては)なじみのないものばかりで、どことなく「他人事」な印象がぬぐい切れませんでした。

    1,2章はそれなりに目を通していましたが、残りはざっと流し読みで読了しました。
    化学的な記述からは離れてしまうかもしれませんが、もう少し各動物に感情移入ができるような書き方で読み物として楽しめるような雰囲気の方が良かったと思います。

  • 請求記号 481.7/H 51

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著者プロフィール

Bernd Heinrich

「2016年 『生から死へ、死から生へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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