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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760142491
感想・レビュー・書評
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歴史書。つまり、大量かつ詳細な事実を積み重ねて、おぼろげに時の流れを描く。
それはヴェネチアにおける出版史だ。ルネサンス期を象徴する場所と時代である。
本の本というのはどうしてもこういうテイストになってしまう見本のような本だった。つまり、興奮するような本ではないというこだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドイツのマインツでグーテンベルクによって始められた活版印刷。しかし、実際に書籍出版が広がっていったのはヴェネチアだったらしい。
14世紀〜16世紀、ヴェネチアでの出版の状況やその背景、出版された様々な分野の本についてまとめてある本でした。細かい情報は記述されていて、きっと資料的価値も高い本なのだと思うのだけれど、大まかな流れを知りたかった私には、ちょっと詳しすぎた、かな(笑)。ざっと斜め読みさせてもらいました。それでも、ヴェネチアでの出版活動が多岐にわたっていて商業的にも素晴らしいものであることはわかりました。
ただ、残念だったのは、図版がほとんどないこと。図版があればもっと面白かっただろうな。 -
ヴェネツィアにおける出版の歴史を分野ごとに辿った本。本好きにはたまらない。