- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761260002
感想・レビュー・書評
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著者は、理論偏重ではない「使えるコンサルティング」「実効性のある研修」を柱としたコンサルティング・グループ。
戦略構想とは、勝つためのコンセプトを考え、実現の筋道を考えることである。決して難しいことでない。「何を強くし、どんな欠点をどう補うかを考えること」だからである。
戦略構想力には、戦略シナリオ力とロジカルシンキング力が不可欠である。この2つの大きなスキル群を中心として本書以下の6章から構成されている。
①分析ツール活用力を鍛える
②環境分析力を磨く
③戦略仮説力を高める
④ビジネスモデルの検証方法を身に着ける
⑤オプション思考を鍛える
⑥戦略体系手法を身につける
戦略構想力と言う言葉。
聞き慣れない。その概念を知ってもわかったようでわからないようで・・。
とにかく難しい。それを自分の力にしようものならさらに難易度は増す。
しかし、それは必要。経営者以外であっても考え方を持ち合わせているかどうかで、自分の仕事や人生に対しての捉え方は大きく変わる。
本書は非常にまとまって体系的に書かれている。
これくらいのポンポンとテンポよくまとめないと一冊にまとめることはできないそんな大きなテーマをまとめた一冊。
1ページめくるごとにおさらいのためにじーっと立ち止ってしまうことが多かったものの久しぶりに頭の体操となって自分のためにもなった一冊。
すらすらと読めるほどの力が欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会計事務所の仕事は数字をまとめて、クライアントに報告することである。
分析力は問われるが、戦略構想力はクライアントであって会計事務所の仕事ではない…というのは古い考えです。
これからはクライアント企業の未来を一緒に考えるのが会計事務所の仕事になります。
この本は戦略構想力を鍛えるためのトレーニングブックであり、入門書といえる。
多少の説明のあとで、演習がはいるというスタイルで全編にわたって説明がされていきます。
一度だけ読んでも理解できない部分やしっくりこない個所はあるかもしれないが、何度も読んで戦略的思考を自分のものにできればきっと人生がかわるかも…と思えた。 -
戦略構想力を鍛えるためにはどうすればよいか紹介している書籍。
コンサルタントに重要な『戦略とは何か』理解するにはおすすめ。しかし、内容は他の書籍と比べて斬新さはないと思える。