- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761262662
感想・レビュー・書評
-
■勝つための考え方
A.世の中の事象に関してタブーを持たないことが、豊富な知識・経験を蓄積し、知恵を生み出すための鉄則だ。
B.時代や現場にそぐわないルールがあれば、率先して破る。
C.経営者は、戦略の中身よりもそれを組織に浸透させることに注力すべきである。
D.企業経営の最大の敵は「慢心」である。
よって、経営者は、好調期にあっても組織に危機感を浸透させなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
変わり者の私が、少し迷いが出てきた時に、勇気づけられた本です。
もっと、大胆で個性的でいいと再確認しました。 -
この20年、日本の会社で経常利益が4000万円以上ある会社は3%です。
大きな利益を出している企業で働いている人と
儲からない企業で働いている人の
人としての基本的な能力はそんなに変わらないものです。
それでは何が違うのでしょうか?
本日ご紹介する本は、
ビジネスを勝負事だとして
勝つことこだわる考え方を紹介した1冊。
ポイントは
「継続と知恵」
勝負ごとで一番大事なのは、
あきらめないと言うこと。
一時は負けることがあったとしても、
あきらめることさえしなければ
必ず勝てるときが来るものです。
そして、ただ継続するだけではダメ。
継続の中で知恵と工夫が必要です。
スポーツや芸術などは、
おおよそ基本的なセオリーがあり、
知識を得て努力すれば、ある程度の結果は出せます。
しかし、ビジネスでは、
その場に応じた努力が必要な場合が多いもの。
基本的な知識を得た後に、
知恵と工夫を出した上で、
努力することが重要です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
勝つために大切なことは、情熱の持続力と頭の使い方
ビジネスの勝敗を決するのは、「決してあきらめない情熱」という能力
ビジネスとは、知識、経験を知恵に変えて行動すること
経営者は日々の利益を抜かりなく確保する一方で、5~10年後に勝つための構想を練り、取り組むのが仕事
他社の追随を許さないサービスを自分で編み出し、それで勝負するのが経営者としての醍醐味
ひとつひとつの仕事に対して、ほめたりけなしたりすることがとても大切
上が抜けると下が育つ
相手のビジネスのヒントになる知識、情報をいかに豊富に持っているかがポイント
3次産業では、自分で考えて顧客のためになるものを創り出していくことが中心
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆目次◆
勝ちにこだわる人が勝つ
第1章 逆境からトップへ
第2章 勝つ人の考え方、負ける人の考え方
第3章 勝つための戦略を生み出す林野流マーケティング
第4章 勝ち続けるための経営哲学
第5章 勝ち続けるリーダーの資質と仕事
第6章 強い組織の条件
第7章 勝つことにこだわり続けた私の仕事哲学
第8章 時代が変われば勝ち方も変わる
遊び心が夢をかなえる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -
■勝ちにこだわることは悪いことか?
日本では戦後の学校教育のせいで誤った平等主義が社会に蔓延しています。おかげで、勝ち負けにこだわったり、白黒をつけることがあまり好まれていないようです。
勝ち負けにこだわることはないよと教えつつ、いざとなったらリストラでクビを切ったり会社を倒産させてしまうのは、あまりにも冷たい所業。
日本の多くの企業は言うなれば「やさしいけれど冷たい」組織。でも私は「厳しいけれど温かい組織」を創りたい。だから私はみなさんに「勝ちましょう」「一番を目指しましょう」と言い続けているのです。
■勝つ人の考え方、負ける人の考え方
勝敗は運ではない。自分の頭の中にある。
能力に差はない。あるのは「情熱の持続力」の差。
脳の可能性は無限大。老化は言い訳にならない。
タブーを持たない。好奇心が勝つ「知恵」を生む。
あるものから選ぶだけでなく、なければ創る。
リスクをとる。ノーリスクほど怖いものはない。
よく遊ぶ人ほど勝負強くなれる。
自分を否定するのも一種の歳脳。
ルールは破るためにある。時代や現場にそぐわないルールがあれば、率先して破る、それがイノベーション。
■勝ち続けるリーダーの資質と仕事
平凡を集めて成功へ導く
IQの高い人を上手に使えるかがリーダーの腕の見せどころ
社長になれる人と部長で止まる人との差
会社の仕事を好きにさせる
人の能力と力量の違い
■強い組織の条件・勝ち続けるための経営哲学
経営のキーワード「先進的」「科学的」「合理的」
文化のある企業は強い
こちらが強くなくても相手が弱ければ勝てる
企業経営の最大の敵は慢心
戦略は中身よりも浸透度を重視
組織を死に至らしめる3つの病「機能体の共同体か」「環境への過剰適応」「成功体験への埋没」
上が抜けると人が育つ
「任せるカルチャー」がある企業は強い -
クレディセゾン社長の林野氏が書き下ろした本。
サラリーマンの方(特に若手)は必見だとおもいます。 -
勝てるビジネスマンには、?仕事に対する現実的な考え方とそれとは対立する?遊び心(柔軟な発想)が必要だ、と説く著者が重要視するのはBQ。BQとは、BQ(ビジネス感度)=IQ(知性)×EQ(理性・人間性)×SQ(感性)。
個人が企業を選ぶだけの力を身に付けるにはBQを如何に高め、意志を強くもち仕事をする、というのが明確に書かれている本です。
最近読んだ中でもかなりおもしろ本でした。おススメです! -
いただきもの。
林野さんは偉大な経営者のひとりです。 -
勝てるビジネスマンには、?仕事に対する現実的な考え方とそれとは対立する?遊び心(柔軟な発想)が必要だ、と説く著者が重要視するのはBQ。BQとは、BQ(ビジネス感度)=IQ(知性)×EQ(理性・人間性)×SQ(感性)。
個人が企業を選ぶだけの力を身に付けるにはBQを如何に高め、意志を強くもち仕事をする、というのが明確に書かれている本です。
最近読んだ中でもかなりおもしろ本でした。おススメです! -
21世紀の経営キーワード:「先進的」「科学的」「合理的」
二次産業の論理:「閉鎖的労使慣行(終身雇用/年功賃金)」「先行投資型財務体質(労働分配率、株式配当を低く/内部留保を厚く)」「集団意志決定方式(根回し主義)」
「模倣→独創」「平等→賞賛」「無責任→責任」 -
(1)タブーを持たない。(2)よく遊ぶ。(3)ジャンケンにもマーケティング。この三つが心に残った。これらの意味は、言葉面から予想されるよりも深いようだ。