ただいま授業中 内部統制がよくわかる講座 待ったなし日本版SOX法対応
- かんき出版 (2006年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761264048
感想・レビュー・書評
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購買担当者が仕入先と共謀してお金を着服するよう便宜をはかることがないよう、監視体制を持つこと。
小口決済をするための担当者が細々としたお金を抜き取らないよう、複数の担当者がルーチンするような形を取ること。
この種の問題を確認してエスカレーションする際に、上司がもみ消したり、報告者に不利益を与えないよう、内部通報制度を設けること。
このような仕組み作りをすることが内部統制である。
悪いことをできないようにする仕組みだ。
人はみな、まともに管理されていない帳簿に無造作に置かれた現金をポケットに入れたがるものだ。その現金を取っても足がつかないのであれば。
しかし、足がつくことをよく理解させれば、仕組みとしてログが残るようであれば、人は悪いことをしなくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブックオフで安かったので購入。
内部統制とJSOXとか言葉では知ってるけど、、というものをちゃんと知りたかったので読みました。
図解もありわかりやすい一冊でした。 -
内部統制の構築に向けて、参考図書として読んだ3冊目だが、これまでの中では一番よくわかった。
内部統制の必要性がクローズアップされてきた背景は、経営層の行動と、お金の動きに対する点検システムの厳密さだ。
これらの点検システムがない会社もないだろうが、求められている事項に適合した仕組みとなっているかどうかを点検し、整備する必要がある。
ISOマネジメントシステムと同様、「規格」や参考図書を読んだだけでは、具体的にはイメージするのは困難だ。
幸い、弊社は上場企業でも、大企業でもないので、内部統制が求める趣旨を理解し、それに沿った形で身の丈に応じた仕組み化を目指せはいいかと考えた。
本書は、内部統制を取り組む趣旨と、必要な仕組みの概要を簡潔にまとめてくれているので、役に立った。 -
内部統制といえば、職務分掌や上長の承認など、ただ漠然と捉えていたのだが、今月末にあるシステム監査でも確実に押さえておかない部分でもあるので購入した。いつもはシステム側の視点でしか内部統制を見ていなかったが、販売や仕入・購買視点で見た場合の内部統制や、裁判所、会社法が求める内部統制などの説明もあり、かつ図と文章のバランスがよく分かりやすく理解できた。
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わかりやすい。
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内部統制について「財務報告の
にかかわる業務プロセスの正確さを、経営陣が宣誓する」という程度の知識で読みました。
米国SOX法と日本版SOX法の違いや、ある業務での不正の行われる箇所を指摘している点は発見でした。
また、簡単な内部統制のプロセスについても書かれており参考になりました。