- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761267551
感想・レビュー・書評
-
2023/08/30 読破
この本を読んだ感想としては、
「自分が望む行動をどう相手に伝えるか」
その手段や概念が散見される文章でした。
言い換えると、
「相手にどう主体的になってもらうのか」という
ことかなと思いました。
印象的だった一例
90/20/8法則
・90分のプレゼンテーションを続けない
・20分ごとに研修内容の変更や、ペースを変える
・8分ごとに参加者を研修に参加させる(書く、読む、ワークショップを行う等)
新人研修でも該当するのかな、と思いますので意識していこうと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
塾のバイトを始めた私に父がすすめてくれた本、第一段。初めてのことだったのでどうやって教えればいいのかなかなか分からなかったのですが、これを読んでとても参考になりました!!
-
「どうやって教えればいいのか」
それが解決したのかぁ~良いなぁ、、、私も読んでみようっと!「どうやって教えればいいのか」
それが解決したのかぁ~良いなぁ、、、私も読んでみようっと!2012/12/08
-
-
行動科学についてはあまり知らなかったので読んでみました。
上司が部下を成長させるためのロードマップのような位置づけとしては、まあまあかなといった感じです。というのも抽象的な表現が多く、若干くどいので本質が見えないメソッドも多かったように思ったからです。
簡単なことを難しく伝えているような印象を受けたのも-ポイントです。
良書は「難しいことを簡単に伝える」傾向にあります。 -
マンガを読んでから、同書を読んだ。
基本的にマンガで書かれている事と同じであった。
内容は、マンガ同様とても良かった。 -
再現性のある教え方、人の育て方。教えることは先生の専売特許なのではなく、誰かに何かを教えることは日常多い中、こうして自分の中に教える基本を作っておかなくては。
-
筆者の言う通り、教えることを、望ましい行動を「引き出す」ことと捉えると良いと思う。
-
行動分析学に基づく教える技術です。
分かりやすく書かれていますが、幾分概要的な内容です。
行動分析の入門として読むのには、相応しいかもしれません。
初心者にはおすすめです。 -
「ガニェの9教授事象」書いとく。
1 指導に注目させる Gain attention
2 学習のゴールを示す Describe the goal
3 必要な知識を思い出させる Stimulate recall of prior knowledge
4 学ぶ内容を提示する Present the material to be learned
5 学習の手引きを提供する Provide guidance for learning
6 練習させる Elicit performance "practice"
7 有益なフィードバックを与える Provide informative feedback
8 学習の成果を評価する Assess performance
9 学んだことを使いこなせるようにする Enhance retention and transfer
個人的には、教えるとき、または教えることを語るときに、「~させる」ということ、ことばが、嫌いです。いつもいっしょに勉強する、ともに学ぶ、という気持ちでやっています。 -
久々に迷わず☆5ですねー。
本の内容も行動科学を使って、根拠のある「教える技術」の工夫がたくさんあります。
支援に使えるような部分もありますねー。
著者の会社ではTEACCHを参考に視覚支援をおこなっているとのこと。
自閉症関連以外の本でTEACCHと名がでてきたのははじめてです。
ビジュアル化することで、業務を短期間に覚え、わかりやすく伝えているそうです。 -
著者は社団法人行動科学マネジメント研究所所長を務めている。アメリカのビジネス界で絶大な成果を上げる人間の行動を科学的に分析する行動分析学、行動心理学を学び、帰国後、日本人に適したものに独自の手法でアレンジをし「行動科学マネジメント」として展開させた。日本全国の人材育成、組織活性化に悩む企業のコンサルティングをはじめ、ビジネスだけでなく、教育、スポーツの現場でも活躍している。
著書に「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」「会社を辞めるのはあと1年待ちなさい」「組織が大きく変わる最高の報酬」等多数。
これからの時代企業が発信する価値観や理念が重要になってくるのは明白であり、組織のトップのみならず、それぞれの部門のリーダーや組織を構成する全てのメンバーが信念や強さをもつことが求められる。
そのためにも「人材育成」が重要なカギを握ることになる。
人材育成には色々な問題があり、主な3つの原因として
①仕事は細かく教えてもらうものではなく、盗んで覚えるものだという考え方が未だに人々の意識の中に根強く残っていること。
②企業に求められる人物像が大きく変化していること。
③社員たちの価値観の多様化
「人材育成」は難しいものである一方、これからのリーダーたちにとって、「教える技術」はますます重要になっている。
本書は人間の「行動」に焦点を当てることに特色をもつ「行動科学マネジメント」を用いて「いつ・誰が・どこで」行なっても同じように成果がでる仕組みを利用し8割の人を確実に、しかも今までより明らかに短い時間で成長させることを目的としている。
本書は以下の10章から構成されている。
①教える前に心得ておいて欲しいこと
②上司がやるべきことは
③部下のためにできることは
④どう伝えるか
⑤どのくらい教えればいいか
⑥ほめることが大切
⑦叱ると怒るは違う
⑧継続させるために
⑨こんな場合はどうするか
10大人数に教える場合
「育てる人を育てる」ことが課題の企業は数多くあり、私が勤めている会社もそのうちのひとつである。
確かに業務において技術や仕事を教えていただくことは多々あるものの教え方を教えると点ではOJT・OFFJTを含めても皆無である。
教えることが仕事である現在の立場においては、やはり自分が学んできたことの経験から学び方を自分なりに工夫してきたが、どれが正解なのかは今もわかってはいない。
本書で紹介されている「行動科学マネジメント」では確かに行動に視点を当てるという前提を重視することで誰でも同じ成果を出せるというのもあながち間違ってはいない。
全てをあてはめることは出来ないものの、その考えは今の「教える」ということに試行錯誤している自分にとっては非常に有意義な考え方であった。読み進めながら共感できるリーダーも多いのではないかと思う。