- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761270124
作品紹介・あらすじ
著者が人気放送作家として、30年近く続けられてきたのは、相手の心を一瞬でつかむ、つかんだら離さない、次回も観たい(会いたい)と思わせる、この3原則を体得したからです。本書では、この3原則をビジネスや日常生活で応用できるようにアレンジした「スルーされない技術」を公開しています。
感想・レビュー・書評
-
前半は割と良かった。
言葉を放つときには慎重なうえにも慎重に。
いうか、いわないか迷うなことはいわないほうが絶対いい、と心に刻み込んでおきましょう。(p96)
ここらへんはそのとおりだなと。
しかし、下手にこの本の「テクニック」を多様するのは、聞く方をうんざりさせるだろうな、と思う。
また、テレビ放送作家、という方がかいているが、cmまたぎの際の結論を隠す「フック」、わざとらしい「リアクション」、「笑い声(の演出)」などなど、視聴者がウンザリする仕組み。
誰がああいうのを是としているのかわからなすぎる。
なのに、「テレビでは」といってそういうことに近いようなことまで「テクニック」として紹介している。
そうした見方からいうと。
ちょっとどうかな、と思わなくもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話のテクニックがよくまとめられている。ページ構成が分かりにくい。
-
★読む目的 !
スルーされないぞ!
★INPUT
・スルーされやすい人
①伝わらないのは説明不足だと思っている。
②バカと思われたくない
③観た映画や読んだ本を批判しがち
④自分に劣等感を持っている
⑤自分自身の言葉にこだわっている
⑥お世辞が嫌いなので、他人をほめることがない
・相手の心にも確実に届き、絶対に無視さない言葉
それは『ほめ言葉』。誰でも、最も関心のあるのは『自分自身』。誰でも、人にどう見られているのか、気になって仕方がない。他人をほめることが苦手であれば、何かをしてもらったときに『いつもありがとう』と感謝の言葉を伝えるだけでも、同じ効果あり!
・最も大事なのは『つかみ』
最初に、聞き手をギュッとつかまないと、その先のコミュニケーションが成立しない。プレゼンやスピーチの最高のつかみは、課題になっていることの要点を最初にズバリと言ってしまうこと!
・ 不安を煽る
不安に訴えれば、相手の関心は非常に強く、こちらの一言一句聞いてくれる。『決して他人事じゃないですよ!』という切口を大事にすること。不安を煽って相手の心をつかみ、安心で落とす。これが鉄則!
・サプライズで始める
最もポピュラーなのは『逆説から切り込む方法』。常識では信じされないようなことをいって『エッ!?』と思わせる。人は、自分の常識をくつがえされるとストレスを感じ、そのストレスを解消しようと行動に出る心理あり!
★ウガンダの感想
R+さんからの献本です!いつもありがとうございます。松本人志さんが和田アキ子さんに『え!?保母さんになりたかった?ジャングルジムじゃなくて?』と言ったり、193cmのコブクロ黒田さんに『これ以上いったらもう高山病になってしまうよね』と例えて表現します!最近周りの人の返事がなかったり、スルーされることが多いので参考になりますわ~
★一言で言うなら
『聞き流すなよ!スピードラーニングか!』
★OUTPUT
・伝えたい思いは1センテンス1つが鉄則
一度にたくさんのことを伝えようとすると、言葉のエネルギーが低くなり結果的に、何も伝わらない。聞いている人は『何がいいたいの?』と突っ込みたくなり、面倒臭いためスルーされてしまう。!
・ネガティブな言葉は使わない
スルーされない人の共通点は、ネガティブな言葉を使わない。ポジティブな言葉を最後に持ってくる!最後を『笑い』で締めくくれたら、それが最高のクロージング!
・ 描写して伝える
『 よかった』『衝撃を受けた』『感動した』『怒った』『がっかりした』というのではなく、『しばらく席を立てなかった』『握りしめた拳が震えた』『思わず飛び上がった』『しばらく顔を上げることができなかった』と自分なりの感性で映像が浮かび上がるよう描写する!
・トークや共感をもう一度レビューしてから、話を締める
記憶を定着させるには、忘れていまわないうちに記憶を再生し、記憶の上書きを行うことがベスト!話の最後が、鮮やか記憶や満足感であれば、誰でももう一度こんな時間を持ちたいと思うから!
・主婦が関心を寄せるテーマ(どんな時代にも通用する、人の基本的な興味・関心ごと)
①収入を増やす
②お金を節約する
③もっと健康に
④医療対策
⑤老後の安心
⑥喜び
⑦家事をもっと楽に
⑧快適さ
⑨脂肪をもっと減らす
⑩心配から解放される -
つかみのルール
①"リード"から始める
冒頭で、全体を凝縮したり、結論を伝える原稿
②そこはかとない不安を煽って始める
③訴求ポイントで始める
④訴求ポイントで始める
人の基本的な興味・関心
収入を増やす
お金を節約する
もっと健康に
医療対策
老後の安心
喜び
家族をもっと楽に
快適さ
脂肪をもっと減らす
心配から開放される
④共感を得て始める
相手が共感するネタを使う
⑤サプライズで始める
逆説的な切り口を使う
⑥サイレントから始める
⑦"謎"で始める
⑧相手の名前を呼んで始める
引き寄せテクニック
①わかりやすく例えて伝える
②イメージが拡がるように伝える
相手の五感に訴えかけるように伝える
③描写して伝える
④レトリックを駆使して伝える
擬人法、偽物法、誇張法
⑤ストーリーを意識して伝える
⑥ザイガニック効果を利用する
未完結な情報や中断された情報は記憶に残りやすく、反対に完結している情報は忘れやすい
⑦?→!
フックをかけ続ける
なぜダ・ヴィンチはモナリザを2枚書いたのか?実は、そこには...
スルーされない伝え型
①共感してもらえる型
体験・出来事→感想・印象→視点・分析
②謝って許してもらう型
事実&謝罪→想像→過去→現在→未来
③時系列を超えたストーリーの型
④伝えたいテーマにフォーカスさせる型
大状況→中状況→小状況
⑤起承転結
⑥説明・説得する話の型
事実の報告→問題提起→解答(結論)→説明(調査)
⑦ナナヘソナスの法則
なに!→なぜ?→へえ、そう、なるほど→すっきり -
著者の石田章洋氏は放送作家。石田氏の著作は、先の「企画は、ひと言。」に続いて2作目になります。
「スルーされない技術」というタイトルですが、これは、「自分の言いたいことを伝える技術」という意味でもあります。その点では、本書で紹介されている豊富なアドバイスは、会話や会議などに止まらずプレゼンテーションを行う場合にも大いに参考になりますね。 -
わかりやすく参考になることも多いハウツー本
【R+】レビュー:「スルーされない技術」石田章洋 | 御経塚通信 http://okyouduka.com/201408/books/6764.html -
サクッと読める。
これだけ簡単に書いとけば、買った後にスルーされないなー。
自分が言いたいことを伝えるには、これぐらいは知っておかないと。
って言うか、逆にコレだけ知ってれば充分。
〝あとがき〟がいい。