「校内研究・研修」で職員室が変わった!―2年間で学び続ける組織に変わった小金井三小の軌跡

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761926250

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  • 中島さんのなってみる学びと共通点が多数ある。教員間での対話を大切にして、学習者視点から授業を考えていく。また、質よりも量を重視したふりかえりを重んじることで、多くの気づきを生み出そうとしている。そのためには、組織(特に職員室)の雰囲気を変えていく必要がある。日頃からのコミュニケーションの豊かさが、自走できる組織への一歩だと感じた。しかし、これらの実践をいきなり各校へと浸透できるかは別問題である。M型に寄ったリーダーシップを重んじるように書かれているが、村上研究部長にはP型のリーダシップがあったことが予想される。村上研究部長の人柄、功績が素晴らしかったのであろう。ただ、長期的・持続的にじっできるかは、研究部長や管理職が変わってからも継続できるかである。その点が書かれていないのは、継続するだけの風土を養えなかったことでもあろう。
    そうすれば、一気には無理でも、要素を取り入れていくことが自分にできることである。コルトハーヘンの論を、討議会等のふりかえりに取り入れる。みんなで研修をつくるという点は、自主研修の在り方によっては、取り入れられるのではないだろうか。

  • 小金井三小の2年間の校内研修の記録
    校内研修をどうしたら活性化するのかというハウツー本ではない。コミュニケーションを通して職員組織を学び合える環境・雰囲気にし、共に伸びていこうとする意欲を育てる。

  • 小金井三小における職員室の変容がリアルに表現されていた。元の実態は自分が経験した校内研修と同じであった。やはり,本の中で岩瀬先生が述べられているように「内容よりも形態」 「学校が変わるためには,子どもの学習どうこうの前に,まずは職員室の変革から」 ということを再確認できた。 さて,自分にはどのような働きかけができるか? まずは身近な所から対話を積み重ねていこう。

  • 校内研究の在り方や考え方が変わる本。とてもよい学びにつながったと思う。研究主任としての大変さも描かれていた。もう一度、しっかりと読み返して、勉強を続けていきたいと思った。

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