認知心理学を語る〈2〉 おもしろ言語のラボラトリー

  • 北大路書房
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本棚登録 : 24
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762822223

作品紹介・あらすじ

「語るシリーズ」の続シリーズ。「濃い内容を平易に語る」前シリーズのコンセプトはそのままに,自身の研究のおもしろさを語ってもらう。認知心理学の予備知識のない学部生,研究の一歩を踏み出している大学院生にも「興味がもて,かつ参考になる」内容。広範な言語研究の研究領域の中から主要な研究テーマを精選,最近の研究動向を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすく面白い

    文章をわかりやすくするには、先行的にスキーマを与えてしまうこと。どんなことを勉強するとか。それで、それが学習内容と一致してると記憶に遺りやすい。

    また、子どもの語彙習得には制約があるのか、
    ものにはみんな名前が1つづつついている
    指差して言われた時は、名前は全体を指していると思う。例えば、鉛筆の先を見せてしん、と言っても、鉛筆の名前が芯だと思う。
    1つのものに名前は一個しかない。


    あるいは、制約はないのか。トマセロによると、子どもは発話者の意図が予測できる!

  • 認知心理学の初級書である。初級だが、言語に関する認知心理学の知見が単語レベルから第二言語の習得に至るまで段階的・発展的にまとめられており、非常にわかりやすい。興味深い知見も多く述べられていて、参考になる。
    この本は10年以上も前に購入し、ずっと読もうとは思っていた本だ。もっと前に読めばよかったね。そんな本に最近たくさん出会う。嬉しいんだか、悲しいんだか…。

  • メタファーの認知心理学的研究について学部生向きに書きました.

  • 授業で使ってる1冊。言語にかかわる認知科学の分野に興味があれば是非。
    タイトルからは入門書のように感じられるし、初心者にも読みやすくという努力が見えるが、実際、内容は著者達の(執筆当時の)研究分野について書かれているので必ずしも容易ではない。基本は押さえてから読む方が楽しめるはず。
    そういうわけで俺は好きな1冊なんだけれども、授業の時にはかなりかみ砕いて説明しております。

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著者プロフィール

森 敏昭(もり・としあき)
1976 年 広島大学大学院教育学研究科博士課程後期中途退学
現 在  岡山理科大学教育学部教授・広島大学名誉教授(文学博士)
【主 著】
『認知心理学者新しい学びを語る』(編著)北大路書房 2002 年
『授業を変える:認知心理学のさらなる挑戦』(監訳)北大路書房 2002 年
『教育心理学キーワード』(編著)有斐閣 2006 年
『学習科学ハンドブック』(監訳)培風館 2009 年
『よくわかる学校教育心理学』(編著)ミネルヴァ書房 2010 年
『学習心理学』(共著)培風館 2011 年
『0 歳~ 12 歳児の発達と学び:保幼小の連携と接続に向けて』(編著)北大路書房 2013 年
『21 世紀の学びを創る:学習開発学の展開』(監修)北大路書房 2015 年

「2017年 『学習科学ハンドブック 第二版 第3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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