私は虫である: 熊田千佳慕の言葉 (生きる言葉シリーズ)

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 79
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763010056

感想・レビュー・書評

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  • 色がまだ色として見えているうちは本当の色ではない。色が自然の中に溶け込んでこそ真の色である。

    自然は美しいから美しいのではなく、愛するからこそ美しいのだ。

    ふっと心が温まるそんな本です。

  • 心も身体も身動きがとれなくなった時に読む本。

    いろんな柵とか窮屈なものから解放して、心を穏やかにしてくれる本。

    私に深呼吸することを思い出させてくれる本。

  • あの細密画は圧倒されるばかりだ。
    地面に腹ばいになって、じっと観察する。そこで絵は描かない。観察するだけ・・・。

    そして「小さい人たちのために仕事をするためには体だけでもピュアにしておこうと思って酒もたばこもやらない」

    清貧の生活でも、消しゴムを使わないほどに真剣に絵を描く。影をかかないのは、絵が充実していれば観る人が影を感じるから・・・

    心の目、心の耳、心の口ですべてを感じ、愛する人。

    無垢な心で、画業(生きる)ことを貫いたからこそ見えてくるものがある。神様はそんな人に恩寵を与える。

著者プロフィール

◆(挿絵)
1911-2009
神奈川県生まれ。画家。昆虫や植物を生命感豊かに描く絵本画家として活躍。徹底した自然観察に基づいたリアルな作品の数々から"日本のプチ・ファーブル"と呼ばれ、世界的に高い評価を得る。著書に『新装版 熊田千佳慕の言葉 私は虫である』(求龍堂)、絵本に『ファ―ブル昆虫記の虫たち』(全5巻/小学館)などがある。

「2023年 『ファーブル昆虫記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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