千日の瑠璃: 究極版 (上)

著者 :
  • 求龍堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (1001ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763014108

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  • 私は『、、、』だーと言う形で始まる1日に2ページの文。抽象具象あらゆる現象を主体にして語られるまほろ町の物語。障害のある少年与一とおおるり、盲目の少女と犬、いき遅れの姉、元大学教授、3人の無頼もの、青い鳥バッヂをつけた駆け落ち者、旅館の女将と娼婦、物乞い、僧侶崩れなどなど、特に与一を触媒のように扱って物語を浮かび上がらせていく手法に感心する。ただ後編もあるのでひたすら長いのが欠点。重くて持っていけない。

著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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