英語は絶対、勉強するな!: 学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ
- サンマーク出版 (2001年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763193384
作品紹介・あらすじ
韓国No.1ベストセラー!TOEIC最低のニッポン人よ、天才の学習法より、落ちこぼれ仲間の秘策を盗め。
感想・レビュー・書評
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なぜ英語の勉強にこんなにも時間を費やしているのに上達しないのか。英語を「勉強」として捉えているのが間違いだとし、5つのステップを踏めばネイティブのように英語が身に付くと提唱した英語ハウツー本。
考え方は面白い部分があります。英文をとことん耳で慣れさせる、分からない単語は英英辞書を使う、6日学んで1日休んで定着させる等。一言でいえば母国語を排除した英語漬け。赤ちゃんが英語を吸収するように、徹底的に耳で英語を慣れさせるというもの。
韓国出身の方が書いた本ということもあり、途中自国の国民性も語っていますがそちらもまた興味深い内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
塾など行かずいかに英語を身につけるか、というちょっと変わった指南書。ややアメリカを推しまくりなところはあるけど、ようは「英語に慣れる」ことを積み上げるのが鍵のようである。ただし多読ではない。
なおこの本の舞台は韓国。でも日本に置き換えて読める内容で、「本当かあ?」と思いつつも、ついつい読み切ってしまった。
オススメ度:
★★★☆☆
ノブ(図書館職員)
所蔵情報:
品川図書館 830.7/C53 -
1957年生まれの著者が刊行した本で邦訳は2001年。著者はソウル大出身で造園・空間開発環境が専門。
本書は韓国で滅茶苦茶売れて日本に輸入された、英語学習の体育会系指南本。内容を一言でいえば、英語に日々浸りつかり感じろ、となる。ほかのレビューに体験談などが多いので、ここで具体的な内容は書かないのであしからず。おそらく意識してかなり易しく書いているが、本書では著者自己流の方法論の紹介と成功例一つの解説がだらだらと続いており、やや読みにくいと感じた。
(ここから脱線)
・90年~00年代韓国での教育について少し調べたことがあり、公教育/私教育の問題が気になっている。教育投資の少なさ・極端な学歴意識・教育政策の停滞などの課題が多かった。
・ちなみに1980年から1991年前後までは、学校外の塾や家庭教師(課外)が禁止されていた(2000年には課外禁止に対し違憲判決が出た)。これは経済成長時代にその加熱が問題になっていたせい。解禁されてからは再度、家庭の教育費問題などが見られている。
・そして英語教育の問題もそこに並んでよく議論されている。必然的に一般の意識も多分日本以上に強く、この手の本の需要の下地も十分あったと言うことができる。
(ここまで脱線)
さて本書。「勉強するな」と言いつつ勉強させるのも斜に見れば面白いかもしれない。しかし、その勉強には能力と時間が相当に必要とされるので、ほとんどの人には向かないと思う。
過去にこんな本が流行ったのかという興味以外であえてこの本を選ぶこともない。しっかり勉強させるという本書の方向が根本的に間違ってるとは思えないが、一般の人向けのハウツーとしてはどうだろうか。語学に役立てる目的なら岩波新書の『外国語上達法』の方がエッセイだがおすすめ。第二言語学習についても一般向けの本が多数出版されているし理屈を知る方がはるかに有益だと思う。また、具体的な勉強法に関しても他にいい本がある。 -
BOOK・OFFで購入。
とりあえず試してみないとわからない。
ただ、理屈的には納得する。
確かに、文法中心で勉強しても、英語を使いこなせるようにならないと思う。
勉強するなっていうのは、勉強、をいままでの文法中心のやり方でするなってこと。
努力をするなってことではない。 -
英語の先生は英語が好きじゃないですか? 英語が好きな人の勉強法は自分には向いていないと思って。それでもなんとかしなくちゃいけないなと思って英語の本のコーナーを見ていたとき、「英語を勉強するな」というタイトルが印象的で。本の内容としては、勉強として英語をやるんじゃなくて、赤ちゃんが英語を覚えるようにやりなさいという本でした。文字を見てはいけない、まず音を聴くというようなトレーニングの方法が書いてあるものです。(工学部3年)
※留学経験者インタビューより抜粋 http://www.lib.hokudai.ac.jp/studentinterview51/ -
①同じ内容のものを1日2回通して聞く
・意味は考えず、音を聞く
・音が聞き取れるまで続ける
・テキストは見ない、耳だけ使う
②聞こえたまま書き取りをする
・単語ごとではなく、文章ごとに
・単語1つひとつに執着しない
・聞き直すときも書き取ったものはみない
・スペル確認のため英英辞書を使う
・マネしながら読む
・通読の能力、長く話す能力を養う
・見なくても自然に話せるようになるまでやる
・翻訳するクセをなくす
③英英辞典を繰り返し引く
・書き出したもののうち、分からない単語の意味を調べる
・解説を書き出し、分からない単語も引く、を繰り返す
・1時間引いたら1時間音読
・説明体の文章形態が理解できる
・英語の習慣化、日常を英語にしてみる
④映画の聞き取り、書き取り
・上記の内容を行う
・5本以上
⑤英字新聞を読む
・短い記事を選び、朗読。内容が頭に入ったら、記事を見ずに暗唱。分からない部分があっても最後まで。
・分からない単語は一面分が終わったあと -
イマイチ。
野口 悠紀雄氏の「超」英語法の手法、目的観の方が自分には合ってる。 -
騙されたつもりでやってみようかな〜と思わせてくれた。英語を学問として捉えないというのはごもっとも。あと原著が韓国なので韓国の状況や国民性も少し分かった気がする。
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勉強するなというよりも、語学として英語を見るなという視点のほうが近い感じ。