生き方

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195432

感想・レビュー・書評

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  • 京セラ、kddiの創業者稲森氏の著書。2004年刊行とあるのでこの後jalの再建にも関わったと思うと社会が稲森氏を必要としていたということだろう。利他の心を持って仕事も誠実に向き合うことが本書の核心、そしてあるべき姿を目指すことが自然の摂理であると説く。
    確かに利する為にどんなこともするといった考え方は無理があり限界を感じるものだ。政治不信が広がる今こそ本書を読むべきだと思った。

  • ・自己啓発の入門書の様で読みやすく分かりやすかった。
    ・宗教や宇宙の意思などの表現が元々嫌いでしたが本書ではすごく噛み砕いた表現で理解しやすかった。
    ・人生の指針となる考え方などが具体的に表現されていた
    ・血肉化していく為に今後も読み返していきたい

  • まさに生き方のお手本です!人として大切な考え方を学べました。

  • 日々内省し、強い想いをもって日々生きていくことの重要性。全て自分が引き起こすという意識。利他の心を持つこと。とてもありがたい本。

  • 一度読んで損はない。利他的であること。同時に、稲盛さんがどこまでどのように利己的な部分を制限できたのか、この生き方に至るまでの過程も非常に気になった。

  • 稲盛和夫ピュア
    一生懸命働く、働く

  • 京セラ、KDDIの稲盛和夫氏の著書。
    バリキャリの方には必読、そうでない方にも、より良い人生を歩むための指南書かと思います。
    成功した人って共通点がありますね。
    ・仕事にかける情熱が半端ない!
    ・謙虚さを忘れない(ように心がけている)
    ・最後は人のため、利他の心。(俗に言うと、ニーズを満たすから儲かる)

    「人生は思い描いた通りになる」「叶えたい夢をカラーで見えるくらい具体的にイメージする」
    これを思い続けるのが情熱ですよね。真似したい。

    最後は宗教的・道徳的な話になりますが、結局は、人が生きていく上で大切なこと、成功するために必要なことはそういうことなのだと、歳を重ねるにつれ自分も思うことが増えており納得です。

  • ①人間が生きる意味は、人格を高めるために倦まず弛まず努力し、この世に来た時より美しい魂を持ってこの世を去ることにしかない。

    ②仕事にコツコツ打ち込むことは、人格形成に繋がる深淵かつ崇高な行為である。日々誠実に仕事に打ち込めば、高邁な人格と素晴らしい人生が手に入る。

    ③より具体的には、以下の6つに精進すればよい。
    1.誰にも負けない努力をする
    2.謙虚にして驕らない(感謝・誠実・素直な心)
    3.反省ある日々を送る
    4.生きていることに感謝する
    5.善行、利他行を積む
    6.感性的な悩みをしない

    ④人生・仕事の結果=考え方(-100~100)×熱意(0~100)×能力(0~100)
    熱意は後天的、能力は先天的。考え方はその人の哲学・倫理観・道徳律であり、方向を間違えると自分にも社会にもマイナスの影響を与える。

    ⑤宇宙には、すべてを進化発展させて善の方向に導こうという力の流れが存在している。人間も「真・善・美」に基づいて日々精進し、ありたい姿を強く思い描けば、必ずそれは実現する。生まれてきた時よりも、少しでも魂を美しくして死んでいくことが、宇宙の意志に唯一叶う生き方であり、生きる意味である。

    ⑥しかし、人間の核心部分にある「真・善・美」に従って、完全に利他的に生きることは難しい。だからこそ、人間の本能や感性を、知性と理性で制御しようと努める必要がある。


    ●所感
    強く思うこと、そしてカラーで見えるまでイメージすることが重要。
    また、仕事や経営はシンプルでよく、他人、世間のために行えばそれはいずれ自身に必ず返ってくる。
    ただし、常に正しくある必要はなく、あくまでそうありたいと願い続ける。
    具体的な経営プロセスなど、深い戦略などが記載されているわけではないが、文字通り「生き方」について改めて考えさせられる内容でした。

    他の方のレビューにもありましたが、大人のための道徳本という言葉がしっくり来る様に思います。

  • さまざまな苦楽を味わい、幸せ不幸の波に洗われながらも、息絶えるその日までら倦まず弛まず一生懸命生きていく。そのプロセスで人間性を高める。
    昨日よりましな今日で、今日よりよき明日であろうと日々誠実に努める。
    苦は魂を磨くための試練。人間性を鍛えるための絶好のチャンス。
    現世は心を高めるために与えられた期間。魂を磨くための修養の場である。
    日々一生懸命働くのが何よりも大事。働くとはら大きな価値と意味を持った行為。労働には欲望に勝ち、心を磨き、人間性をつくる効果がある。
    なすべき仕事に没頭することで、今を大切に生きる。
    常に前向きで感謝の心を持ち協調性有していること。明るく肯定的であること。思いやりがありやさしい心を持っていること。努力を惜しまないこと。
    人生は心に描いた通りになる。良い思いを描くと良い人生が開く。
    成功した姿を思い描くことは成功の確率がきわめて高い
    楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
    運命を変えていくのは、心であり、人生は自分でつくるもの。
    新しいことを成し遂げる人は、自分の可能性をまっすぐに信じることができる人。
    かならずできるはずだ。
    1日1日を懸命、真剣、地道に積み重ねると夢が叶う。
    溢れるほどの夢を描け、人生は大活躍する。
    人生はドラマ、大切なのは、自分の人生をどうプロデュースしていくか。ど真剣という熱が必要。
    困難でも、逃げず取り組む。
    仕事が好きじゃなくても、一生懸命、一心不乱に打ち込んでみる。
    複雑なことほど簡単に考える。
    心を磨くための6つ
    1、誰にも負けない努力をする(不満を言う暇があったら1センチでも前に進み向上する)
    2、謙虚
    3、反省ある日々を送る
    4生きていることに感謝
    5、善行、利他的
    6.感性的な悩みをしない(後悔しないくらい取り組む
    なんまん、なんまん、ありがとう。どんな日も生きていることに感謝する。
    困難があれば成長させてくれてありがとう。
    仕事の楽しさは苦しさを乗り越えたところにある。
    一生懸命仕事に打ち込み、つらさを乗り越えた時の達成感。それほどの喜びはない。
    仕事を心から好きになり、負けない努力で仕事に取り組む。

  • 試練を機会と捉える
    →限られた人生を本当に自分の生き方として歩める

    嘘つかない、迷惑をかけない、正直に、欲張らない

    精進とは目の前の事を一生懸命働くこと

    1日をど真剣に生きる

    労働とは経済的価値を生み出すのではなく人間としての価値を生み出すもの

    仕事の結果=考え方×熱意×能力

    まず思うことが大切。狂がつくほど。

    隅々までイメージできれば実現する

    心の持ち方を変えた瞬間から人生に転機が訪れる

    できないことも今できないだけであって、未来進行形で考えることが大切

    継続と反復は違う

    通い慣れた同じ道を通らないこと

    もうダメだと思った時が始まり

    額に汗して稼いだお金だけが本当の利益

    神が手を差し伸べたくなるくらい頑張る

    長期の目標ではなくただ毎日を一生懸命に生きること

    自分で勝手に燃え上がる自熱性を持つ

    平凡な言葉に人生の真理が隠されている

    何があっても感謝の心をもつ

    いっときの時間を見つけて心を沈める

著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

稲盛和夫の作品

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