生き方

著者 :
  • サンマーク出版
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レビュー : 789
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195432

感想・レビュー・書評

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  • 2019年10月12日読了。

  • 稲盛和夫さんの本です。京セラとKDDIの前身のDDIを創業し、JALを建て直した人です。

    読んだ印象として、ものすごい心が清らかな人で、宗教チックな考え方です。かつ組織統制の上手な人であり、さらに情熱を持った人です。

    さすがこの人なら一代で大企業の創造も、JALも立て直すのもできると思いました。
    でもこの人の元で働くのは大変そうだと思いました。。。

    「稲盛和夫」がどんな人か、ビジネスであれだけ大成する人がどんな人かがよく分かります。

  • 人間は何のために生まれてきたのか。そんな答えをみつけることは、永遠にない。だから、心の持ち方、生き方が大事。邪心なく、純粋に、利他的に、そして
    地球と共生。

  • 自分のためではなく、誰かの為に生きるもいうこと。
    他利の為に生きれば必ず返ってくるということ。

    仕事や人生に対して、人格や熱意や能力がかけ算で影響すると言うこと。人格はプラスにもマイナスにもなる。リーダーの素質にもなる。熱意や能力があっても、人格なく者はリーダーの資格を問う。
    熱意は人に影響するとこもあるが、中には冷ましてしまう人もいる。
    私の仕事ぶりに一部の人間が熱を帯びてきている。

    仕事のことは、一心不乱に考え続けること。願い続ければ、成功しかあり得ない。明確なビジョンで目指し続けるということ。

    完璧を目指さなくても、やることに意味はある。

    真面目に、決められたことをきちんと、皆のために何かをしたい。世のため人のためになることをする。必ず自分に返ってくる。
    稲森さんも長谷部選手も私の父親も言っていること。凄い人達の言う言葉。

    辛いと思うことも、自分に課せられた試練だと受け入れて、堪え忍んでみよう。人生には辛いこともある。

    晩年になり
    人間の本質は、透明で透き通ったもので、五感はなくても「存在」のみ。花も人もテレビやソファーも、「存在」が形を変えたもの。

    人間の深さは
    知性、本能、魂のような順番で深さを増す。
    魂は美しく、他愛、優しい。誰もが持っている道徳心のようなもの。

    今本能が強くなっているときは、理性という機能でブレーキをかけるが、
    全てを許し、優しく、美しく魂が心にはある。そこに触れると、深い癒しがある。全ての人の幸せを願えるようになる。

  • 人生をどのように生きていくか、どうやったら幸せな人生を歩めるのか、そのヒントが散りばめられた一冊だと思った。ビジネスの世界において、自分さえ良ければ何をしても良い、ということは絶対にない。たとえ一時的に成功したように見えても長続きはしない。世のため人のためを想って、生きる軸をもって行動していくことが何よりも大切だと感じた。

  • 昔に一度読んだことがあったが今回HONZのレビューで紹介されていたので再読した。著者本人も書いてある通り言ってることはしごくまっとうな普通の事を言ってるのに過ぎない(例えば一生懸命働くだとか嘘をつかないとか謙虚に生きるとか感謝をするとか)のだが、実際にそれを実践するのがいかに難しいのか、それを着実に実行してきた自負と迫力が文章からも窺える。そういう意味ではもう成功する方法をわれわれは知っているのだ。あとは雨が降ろうが槍が降ろうがただただ実践するのみ。JUST DO IT.それが何より一番難しい。

  • 書いてあるのは、人間として当たり前と思えること。
    嘘をつかない、真剣に取り組む、欲を捨てる、など。
    でも、これが難しい。

    「他を利する」

    目新しさはないけど、生きる上で大切なことを再確認できた。
    中国古典や仏教からの引用もところどころあるけど、結局大切なことって古今東西、不変で普遍なんだよな。

  • 稲盛さんのイメージすることの大切さや、
    人として正しいことを追求すると言った考え方は、
    素晴らしかったし、自分の行動を見つめ直すいい機会になった。

    耐えることが素晴らしいと言った考えには賛同できなかったが、自分の考えと照らし合わせるきっかけにもなったし、言いたいことが物凄くわかった。

  • 人が生きる指針。仏教思想を強く受けているようだが
    (おそらく日本人としての)自分にとって、とても
    聞きやすく、受け入れやすい(いい意味での)説教が
    つまっている。

    大人になった自分は、魂も成長しているのか?
    仕事に対する考え方、接し方。
    人生をいかにプロデュースするかを改めて考えさせる
    のに、たいへん良いきっかけとなる本。


    ○ 人格とは、「性格+哲学」である


    ○ シロウトの考えた経営方針
    ・ウソをついてはいけない
    ・人に迷惑をかけてはいけない
    ・正直であれ
    ・欲張ってはいけない
    ・自分のことばかり考えてはいけない


    ○ 人生をよりよく生きる方程式

    人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力


    ○ 願望を成就(じょうじゅ)するには
    ・漠然と「そうなればいいな」ではなく
    「すさまじく思う」ことが大切。
    ・成功のイメージを克明にカラーで目の前に見えるまで考えること

    ○ 努力をつみかさねれば、平凡は非凡にかわる

    ○ リーダーには、才よりも徳が求められる

    ○ 心を磨くために必要な「六つの精進」
    ・だれにもまけない努力をする
    ・謙虚にしておごらず
    ・反省ある日々を送る
    ・善行、利他行を積む
    ・感性的な悩みをしない

    ○ 仏教
    「なんまん、なんまん、ありがとう」
    「神様、ごめん」

    ○ 地獄も天国も世界はいっしょ
    どちらも大きなかまのうどんと大きな箸がある。
    地獄は、我先にとうどんをとろうとしてだれも食べれず、
    みな、飢えている
    天国では、みな、だれかに食べさせてあげており
    みな、幸福な気持ちで過ごしている。

    ○ 人をまどわせる仏教の「三毒」

    断崖絶壁まで虎に追われて、1本の木の上に上ってしまった
    旅人は、1本の藤づるがたれているのを見つける。
    この藤づるを使って脱出を試みるが、崖の下の海には、赤・黒・青
    の3匹の竜が待ち構えており、なんと藤づるの上は、白と黒のねずみ
    が藤づるをかじっている。
    ねずみを追い払おうと藤づるをゆすったら、上にあった蜂の巣から
    甘い蜂蜜がたれてきた。
    あまりにおいしいので、旅人は、藤づるを何度もゆすってしまう。。。

    この旅人が、まさに浅はかな人間のこと。
    ネズミは、時間。白・黒は、昼・夜を表している。

    3匹の竜は、赤が「怒り」。黒が「欲望」。青は「妬み」
    これが釈迦いわく「人生をだめにする」「3毒」であり、
    108つの煩悩の中でも、最も人間を苦しめる元凶である。

    子どもや赤ん坊でも、兄弟にお母さんをとられると、嫉妬のそぶりを
    みせる。この歳でも、すでに、一人前の煩悩に毒されている。

    大事なのは、できるだけ「欲を離れる」こと。
    3毒を消せなくても、自らコントロールして抑制するよう努める。
    誠実、感謝、反省としった「平易な勤行(へいいなごんぎょう)」
    を地道に積み重ねるしかない。

  • 人として何が一番大事なことなのか、その哲学を語った本

    目次
    <blockquote>プロローグ
    第1章 思いを実現させる
    第2章 原理原則から考える
    第3章 心を磨き、高める
    第4章 利他の心で生きる
    第5章 宇宙の流れと調和する
    </blockquote>
    人生哲学の典型的な主張がちりばめられている本っす。
    実に日本人的なアプローチで泥臭い。泥臭いのだけど、だからこそ心を打つ。
    こういう本が、昔からのサラリーマンにとっての聖書だったんだろうな……。
    今はそれに価値がないと見なされるけれど、やはりどこかでは今でも大事なんじゃないかなぁ、そう思うのです。

    <blockquote>心の持ち方を変えた瞬間から、人生に転機が訪れ、それまでの悪循環が断たれて好循環が生まれ出したのです。このような経験から、私は人間の運命はけっして敷かれたレールを行くかのように決定されているものではなく、自分の意思でよくも悪くもできるのだということを革新するようになりました。</blockquote>
    このあたりのくだりは、非常に「<a href="http://mediamarker.net/u/kotaro/?asin=4047914592" target="_blank">運のいい人、悪い人 </a>」と近い。
    近いというか、殆ど同じような内容だ。
    先にこの本を読んでいたせいか、妙に被って説得力が増した気がする。

    しかして、こちらのアプローチは仏教をベースとした泥臭いものだ。
    しかし、結果、また思うところは同じだ。不思議なもんだなぁ……どちらも互いのことは知らないだろうに。

    全ては、ここに。
    <blockquote>一人ひとりが自分の「生き方」を今一度見直してみる必要があるのです。
    それには、人一倍厳しい生き方をおのれに課し、絶えず自分を律することが不可欠です。一生懸命、誠実、まじめ、正直……そうしたシンプルで平易な道徳律や倫理観をしっかりと守ること、それを自分の哲学や行き方の根っこに据えて不動のものにすることです。</blockquote>
    夢を信じ、努力を重ね、利他的に振舞う……まぁ、教科書です。ホントに。

著者プロフィール

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。
著書に『生き方』『京セラフィロソフィ』(ともに小社)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)など、多数。

稲盛和夫オフィシャルホームページ 
https://www.kyocera.co.jp/inamori/

「2019年 『心。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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