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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763197481
感想・レビュー・書評
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本書が提唱している耳学という勉強方法はAudio Bookなどを使って聞く(聴く)ことにより読書/勉強するという簡単かつありがちな手法であるが、単なるテクニック論に走らず、きちんとしたコンセプトに基づいて説明しているため、非常に有用な手法になっている。
まずは、勉強の定義を「なりたい自分になるため」としている。得てして漠然と希望論(例えば英語がしゃべりたい、資格をとりたい)だけで勉強に臨みがちだが、その向こうに目的が無いと知識を入れても自分の血肉にならない。
次に、耳から入る内容が
「情報」→「知識」→「知恵」→「応用」
という段階を進めて加工しないと定着しないという点。 折角のありがたい内容が自分の意識がなければ自分の周りに普通にある「情報」レベルで留まってしまう。 少なくとも「知恵」の段階まで昇華させないと身に付いた知識とならない。
上記プロセスを踏まえながら、
?聞く なんとなく聞く
?聴く 集中して耳を傾ける
?訊く 質問して訊いてみる
の3つの「きく」勉強法を解説している。
結論として思うに、一番重要なのはゴールの設定とそれに対する気持ちの向け方であり、耳学は自分の向かうべきゴールへの効果的な道案内ということではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示