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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766000504
感想・レビュー・書評
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2021.6.13市立図書館
天野祐吉×安野光雅の対談。
初出:暮しの手帖第III正規30号(1991)〜38号(1992)連載7回分「ことば」「旅」「電話」「結婚式」「把手」「試験」「流行」+語りおろしで「笑い」「迷信」「孫」の三編。各編の末尾のふりかえりも書き下ろし。
デザインについて語っている「把手」がいちばんおもしろかった。「孫」もまたそこはかとなくおもしろい。
家電がどんどん新しくなっていく世の中を憂いつつ、30年前はまだ携帯電話はごく出はじめ、コードレス電話にするかどうか、ダイヤルQ2、ポケベルやファクスが現役だった頃、当然メールもSNSはなかったのだと改めてわかり隔世の感。あんのさんはその後なんだかんだ言って携帯電話も電子メールもご子息のサポートで使いこなしておいでだったな、と思い出す。
試験の話では、遠からず現況は悪夢だったということになるのではとしめくくっていたが、全入時代を迎えつつあるという30年後のいまも大学入試とそのための勉強にあくせくする、将来の保険のためにとりあえず大学に入れようという意識は変わりないことが悲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャケ買いをしてしまいました。
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