ことば・把手・旅: 暮らしの中のデザイン

  • 暮しの手帖社
2.83
  • (0)
  • (0)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766000504

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021.6.13市立図書館
    天野祐吉×安野光雅の対談。
    初出:暮しの手帖第III正規30号(1991)〜38号(1992)連載7回分「ことば」「旅」「電話」「結婚式」「把手」「試験」「流行」+語りおろしで「笑い」「迷信」「孫」の三編。各編の末尾のふりかえりも書き下ろし。

    デザインについて語っている「把手」がいちばんおもしろかった。「孫」もまたそこはかとなくおもしろい。
    家電がどんどん新しくなっていく世の中を憂いつつ、30年前はまだ携帯電話はごく出はじめ、コードレス電話にするかどうか、ダイヤルQ2、ポケベルやファクスが現役だった頃、当然メールもSNSはなかったのだと改めてわかり隔世の感。あんのさんはその後なんだかんだ言って携帯電話も電子メールもご子息のサポートで使いこなしておいでだったな、と思い出す。
    試験の話では、遠からず現況は悪夢だったということになるのではとしめくくっていたが、全入時代を迎えつつあるという30年後のいまも大学入試とそのための勉強にあくせくする、将来の保険のためにとりあえず大学に入れようという意識は変わりないことが悲しい。

  • ジャケ買いをしてしまいました。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

天野祐吉(あまの・ゆうきち)
コラムニスト。1933年東京生まれ。1979年に「広告批評」を創刊。2009年同誌終刊後、「天野祐吉作業室」を設立。主な著書に『広告論講義』(岩波書店)、『広告五千年史』(新潮選書)、共著に『広告も変わったねぇ。』(インプレスジャパン)、『可士和式』(天野祐吉作業室)など。

「2012年 『クリエイターズ・トーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

天野祐吉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×