情報による安全保障: ネットワーク時代のインテリジェンス・コミュニティ
- 慶應義塾大学出版会 (2007年9月2日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766414172
作品紹介・あらすじ
情報通信技術の発展によってネットワーク化が進んだ国際社会の中で、インテリジェンス・コミュニティは国家の平和と繁栄の維持のためにいかに活動すべきか。
感想・レビュー・書評
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最近興味のある分野なので一読した。国の安全保障において現在非常に重要な役割を担うインテリジェンスに関する状況や問題点を簡潔にまとめている書籍。インフォメーションとインテリジェンスの違いや9.11、テポドンミサイルなどのサプライズ、また現在のインターネット社会を巡るインテリジェンスの在り方の変化はとても興味深かった。ただアメリカ・日本以外のインテリジェンス機関、また情報の定義や敵国とされる国との情報戦に関してはあまり詳しく書かれていない。それでも情報による安全保障について見識が深まったと感じる。
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ISOC、IETF、ICANN、W3Cなどインターネットコミュニティがある。
インターネットコミュニティはフラットなガバナンス型組織である。誰に強制されることもなく、誰を強制できるわけでもない。
でも時代は変わっている。
NSAは膨大な電子メールをエシュロンというシステムで収集しているが、テロリストのメールも含まれている。
日本でインテリジェンスを真面目に開始したのは中曽根、後藤田。さすが内務省だ。
インテリジェンスが創り出す平和は緊張をはらんだ一時的なものである。
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