『沈黙』をめぐる短篇集

著者 :
制作 : 加藤 宗哉 
  • 慶應義塾大学出版会
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766423433

作品紹介・あらすじ

▼1954年の幻の処女作(!?)
「アフリカの体臭 ―― 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール」を初収録!
遠藤周作没後20年、世界を震撼させた作品『沈黙』発表50年を記念する小説集。

遠藤周作没後20年、世界を震撼させた作品『沈黙』発表50年を記念して、日本人の心を永遠に惹きつける「母なるキリストの世界」に通じるテーマの短篇、人間の哀しみへの連帯と共感を描いた短篇を収録する。
また、1954年に発表された幻の短篇「アフリカの体臭 ―― 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール」を初めて収録する。

感想・レビュー・書評

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  • 長編『沈黙』の前後にかかれた短編集。
    この頃遠藤周作が神・信仰・母等について深く考えていることが伝わってくる。

    本当は沈黙を読みたかったけど、図書館で借りられていたから先に短編集を。いまから読む沈黙が、より楽しめそう。

  • 2016年度今月の1冊
    映画化で話題の『沈黙』につながる短編集です。
    『沈黙』と併せてお読みください。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 沈黙、光永あるテーマ、母なるキリストの世界、人間の悲しみの連帯と共感を描いた短編、

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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