時代の地図で巡る東京建築マップ (エクスナレッジムック)

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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767816234

感想・レビュー・書評

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  • 保存版としても十分価値あり。もっと建築の基本を勉強してからの方が楽しめる。欲を言えば、建築用語を巻末にでもまとめて説明があれば素人にはとっても親切。

  • 東京都内(一部横浜もあり)のさまざまなエリアごとに、現代、江戸時代、戦前と3枚の地図を比べながらそのエリアで見どころとなる建築物を紹介した面白い試みの一冊だ。
    寺社は江戸時代から同じ場所にあるものが当然多く(上野の寛永寺は全然別。寛永寺の敷地が広大だったことは知っていたけれど地図で見比べると現代との違いが歴然でびっくり)、かと思えば三枚とも全然様相が違っていたりもして、昔は武家地だったところに今はこんな建物が建ってるのか、とか、時代の変遷を感じる、とか比べるだけで本当に面白い。
    品川って御殿山の向こうは海だったんだな。
    建物自体の紹介も簡潔ながらツボを押さえていて、建築家や様式の紹介もコラムなどで押さえてくれているので一冊あると東京の街歩きが楽しくなりそうだ。

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著者プロフィール

建築史家。1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了、工学博士。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学非常勤講師、日本女子大学非常勤講師などを経て、現在は江戸東京博物館研究員。建築の魅力を広く伝える講演・啓蒙活動を実践、2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)受賞。日本銭湯文化協会理事。専門は日本近現代建築史、江戸東京の建築・都市史。
主な著書:『けんちく体操』、『時代の地図で巡る東京建築マップ』(ともに共著、エクスナレッジ)、『米山勇の名住宅鑑賞術』(TOTO出版)、監修:『日本近代建築大全 東日本篇・西日本篇』(講談社、監修及び執筆)、『世界がうらやむニッポンのモダニズム建築』(地球丸)など。

「2021年 『写真と歴史でたどる日本近代建築大観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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