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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768469514
作品紹介・あらすじ
ドイツ言語文化の多様性を時空間の拡がりの中で詳述したドイツ語学入門。
感想・レビュー・書評
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ドイツ語の歴史、方言について、さらにゲルマン世界に関わる宗教や神話について概観した本。ドイツ語史というのはあまり馴染みがなかったが、英語史や日本語史と比べながら読んでみると面白い。日本では言文一致で国家の統一を図ったが、ルターは話しことばと書きことばを明確に使い分けたことや、現代のドイツでケルン−ベルリンより北は低地ドイツ語の地域で、第二次子音推移を受けていないドイツ語(=新高ドイツ語)とは音韻が違うことなど、印象深い。(ドイツに旅行に行っても子音の差があるなんて意識できなかった。)この本ではルターがクローズアップされ、ルターの功績がドイツ語に与えた影響について大きく述べられているが、英語史や日本語史にルターに相当する人がいるとすれば誰か、と考えた。朝鮮語なら世宗?英語はジョンソン?あと神話そのものには興味が持てなかったが、比較言語学の手法に基づき比較神話学が確立した、という事実は興味深い。ドイツ語を中心に、広くゲルマンの言語や宗教を考えたい人におすすめの1冊。(07/07/11)
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主にドイツ語史的観点からドイツ語を見る。
副題にもある通り、後半からはドイツ語という言語的側面からではなく、
キリスト教と元々のゲルマンの宗教、日本の神話などを比べている。
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