誰が私を殺したの―三大未解決殺人事件の迷宮

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  • 恒文社21
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770410504

感想・レビュー・書評

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  • スチュワーデス、女医、キャリアウーマン(東電「OL」というのは余りにもあんまりなネーミングと思う)のスキャンダラスな未解決殺人事件。なかなか断定的にならずに考えを述べる、文章家としては好きな部類に入ると思う。
    それにしても佐野真一といい、著者といい、この世代にとって東電「OL」事件の与えた衝撃の強さがこれを読むとよくわかる。まあ確かに普通の事件ではないが、「まあ一億人も住んでいればそういうひともいるわな」ではとても済まされない、その「心の闇」(笑)を覗きたいという欲望はこの世代ならではの感。

  • 東電OL殺人事件が読みたくて借りる。ほかに昭和34年のスチュワーデス殺人事件と昭和47年の女医殺人事件について収録。東電・・・がほんとに「グロテスク」で出てきたのに近くて、というか、グロテスクがそれだけ似せて書いたんだろうけど。スチュワーデスは明らかに神父が怪しい。宗教がこうやって犯罪に加担しているのはほんとに腹立たしい。女医は全然分からん。彼女の行動が分からんし。こうまでしていろんな男と寝たいか?それを言うなら、東電か。それだけ稼いでいながら、なぜ売春まで。やっぱり東電事件のドキュメント読もう。

  • 1198.初、並、カバスレ、帯付き。
    松阪BF.

  • 被害者の私生活がスキャンダラスに報じられる一方で、少なくとも2つ、もしかすると3つともの事件の犯人が罪に問われずのうのうと暮らせているのは一体誰のせいなんだ。

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著者プロフィール

朝倉喬司(あさくら・きょうじ)
1943(昭和18)6月23日~2010(平成22)11月末。岐阜県生まれ。早稲田大学文学部社会学科中退。業界紙記者を経て、69年より講談社『週刊現代』社外記者。81年、ルポライターとして独立。『犯罪風土記』『メガロポリス犯罪地図』『涙の連続射殺魔・永山則夫と六〇年代』『都市伝説と犯罪――津山三十人殺しから秋葉原通り魔事件まで』など著書多数。実話ナックルズ連載「栄光なきカリスマ」が遺稿となった。

「2023年 『昭和の怪人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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