- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773063042
作品紹介・あらすじ
経験がないくせに、じらすのだけはうまいな
新社会人になったばかりの歩夢は、なぜか入社当日、財閥企業本家へ執事見習いとして出向を命じられる。
戸惑いながら屋敷に向かうと、実業家で本家次男の政宗と遭遇。自分とは真逆の大人の男性で、以前から彼に憧れていた歩夢は、慣れない執事の仕事をしながらも政宗と距離を縮めていく。
だが親世代のしがらみで財閥当主の遺産問題に巻き込まれ、その上屋敷で殺人事件が発生。歩夢が容疑者と疑われたあげく、不思議なことも起こってしまい!?
憧れのご主人さま×新米執事のラブコメミステリー
感想・レビュー・書評
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良かったです。
竜徳寺家は財閥なのでいくらでも犯罪が起きるだろうし、加賀さんという良い協力者がいるし、続編が読みたいです。
実行犯、その職業の割に歩夢への罪のなすりつけ方が雑だと思いました。証拠が揃いすぎ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
推理ものと聞いていたけど実は…?なお話。
相変わらず楠田さんは引き出しが多い。普通に読了。 -
財閥の次男で起業家×執事見習い
まずはとにかく表紙のカラフルさが印象強く、目を奪われました。そして私の大好きな推理ものです☆
楠田先生の作品は意外な展開が多く、びっくりさせられることが多いのですが、今回は序盤でまさかの……いや、ご主人さまと謎解きって…え、そういう感じ?みたいな…これまた斬新で面白かった!!
そこに輪をかけて受の性格が素直で前向きで、なんですかあの冥土の土産は……ポジティブ過ぎて笑いました!!
初Hも色気も素っ気もなくて、本人必死だけど、こっちはもう大笑いです(≧∀≦)
一方の攻はこれまた私の愛してやまないスパダリです。しかも気持ちが通じ合ったら受溺愛スタイルに移行するスパダリ…いやもうこういうタイプ、めちゃめちゃ好きです。
そして全然関係ないですが、加賀刑事の一人称が「ぼく」っていうことに、なんだか妙に萌えました♪
楠田先生の「海辺の町リゾートで殺人を」に比べて、少しライトな事件ものになっていますので、あんまり重いのは苦手だわ…って方にいいかも。 -
普通に就職したはずなのに、執事として働くことになった歩夢。何故?と思いながらも、必死に頑張る歩夢は応援したくなる。政宗に憧れているのも、見ていて可愛いし。
自分に悪意を向けている人がいるかもしれない。という信じたくない状況の中でも、歩夢が暗くならずにすんだのは信じてくれる政宗の存在が大きかったのかも。鈍感な歩夢と不器用な政宗。お互いの想いを理解するには時間がかかりそうだけど、真っ直ぐな2人が仲良く暮らしていくのをもっと見たくなった。