皇子の寵花-熱砂の求愛- (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 29
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773087116

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    流石は秋山先生、すらすらと読めました。

    家元の息子である華道家の芽衣は双子の姉花衣と灼熱の砂漠の国を訪れていました。そこで出逢ったラザーク皇子に出逢い、ひとめ惚れ。
    ラザーク皇子の方も芽衣を「私のユニコーン」、「可愛い」といい、満更でもない様子です。
    しかし、皇子が求婚しているのは姉の花衣だと聞かされますが、姉が拒絶したことで、芽衣が花嫁の身代わりとして皇子の許にゆくことになり-。

    ストーリーとしては定番ものです。
    でも、面白くて読めてしまうのは秋山先生だからだと思うのですが、今回、芽衣が美しく凛々しい皇子にひとめ惚れ-、判らなくもないんだけど、ノーマルな男の子が普通、いきなり幾らカッコ良いといえども同性の皇子様に恋したり、熱烈に求められて、その気になるかな?
    疑問に思ってしまいました。
    やはり、そこは芽衣が皇子にひとめ惚れするとしても、同性を好きになってしまったことへの戸惑いとか、皇子に求められて相思相愛で嬉しいんだけど、それで良いのかなと抵抗を感じたりする葛藤の場面があった方が自然なような気がしました。
    芽衣が同性にしか時めかない設定というのであれば、また話は違ってくるんですが-。
    あまりに主役の二人、最初から男同士決定で話が進みすぎたんで、そこはBLといえども、ちょっと都合が良すぎるかな~と、余計なことを考えてしまいました。

著者プロフィール

(あきやまみちか)・作家・心交社、笠倉出版社、アスキーMW等複数社にて活躍。

「2018年 『氷狼帝と約束の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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