もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本 (いたずらはかせのかがくの本 新版)
- 仮説社 (2008年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773502107
感想・レビュー・書評
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原子核理論研究室の萩野先生おすすめの一冊。
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分子はものすごく小さくて見えない。水の分子がきれいに並んで氷になると、そこに隙間ができる。隙間ができるから、氷は水に浮く。高学年向け。真空もわたしは今まで勘違いしていたようだ…
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(2011.02.11読了)(2011.02.02借入)
日本経済新聞の土曜版に紹介されていたので、神さんが興味を持ち図書館から借りてきました。高校のときもっと勉強しておけばよかったというのですが、高校の教科書では、一つのことをこんなに丁寧に興味深く説明してくれることはないので、なかなか無理でしょうね。
この宇宙のすべてのものは原子でできている、というのですが、われわれの目には、原子を確認するだけの解像度は備わっておりません。
それをどうやってわかりやすく説明して納得してもらうのか、というのがこの絵本の目的です。
空気の中の成分、窒素、酸素を例にとり、説明しています。さらに、水の分子が追加されます。水の分子は、酸素原子1個と水素原子2個より構成されます。酸素と水素の結合がどのようになっているかまで説明してあります。
水の分子がどれぐらい集まったら、われわれの目に見えるようになるのでしょうか?
霧の粒として見えるようになるには、水の分子が1千億粒以上集まらないといけない、ということです。
雪の結晶や、氷についても述べています。
空気中には、他に、二酸化炭素、アルゴン、ネオン、ヘリウム、等も含まれています。
人間に有害な、一酸化炭素、二酸化硫黄、について述べ、エチルアルコール、メチルアルコール、アンモニア、メタン、砂糖にまで及びます。
生活の中で割と聞くことの多いものを例に挙げて説明しています。
大人が見ても勉強になります。
●地球と原子(4頁)
地球は大きすぎて、一度に見えないのですが、原子は小さすぎて、見えません。
科学者たちは、
想像を凝らしたり、
難しい計算をしたり、
いろいろ実験をしたりして、
原子のことを、詳しく調べ上げているのです。
☆関連図書(既読)
「空気の発見」三宅泰雄著、角川ソフィア文庫、1962.07.01
(2011年2月13日・記) -
中学生の娘が、原子・分子の単元で今ひとつイメージがつかめないようなので、絵本だけれどちょっと借りてみた。原子・分子の概念をわかりやすく図に表していて、なかなかよいのではないかと思う。小4の下の子とも(こちらは一緒に)読んでみよう。