ジャガーの微笑: ニカラグアの旅 (シリーズ越境の文学/文学の越境)

  • 現代企画室
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773895049

作品紹介・あらすじ

1986年サンディニスタ革命下のニカラグアを訪れた「悪魔の詩」の作家は何を考えたか。革命下での言論の自由、民主主義の問題をめぐる興味深い作家の考察。

感想・レビュー・書評

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  • サンディニスタ文化労働者連合の招きに応じ、三週間のニカラグア訪問に出掛けて来たラシュディーはある日老紳士に出会い、杖を手にした小柄なそのおじいちゃんとラシュディーはともかく会話し始める。
    「私は大変に愛しています、あなたとご同郷の詩人、インドのタゴレーを」老人がそう言った時、ラシュディは強硬な理性で笑いを噛み殺し、文化的会話を維持し乍らも心中で「ラビンドラナートさん、あんたこんな所で何やってんです、名前の最後の“e”にアクセントまで付けられちゃって」とタゴールに突っ込みをいれる。
    私が、飲んでたコーヒーを吹いちゃったのには、このような経緯がある。

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