センス・オブ・プログラミング! 抽象的に考えること・データ構造を理解すること
- 技術評論社 (2004年11月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774121734
作品紹介・あらすじ
それなりの規模のプログラムをきちんと動かすためには、文法の詳細などではない、別の技術、言うなれば「センス」が必要だといえる。そのセンスのひとつが「抽象的なレベルで考える」こと。プログラムを具体的にどう書くのかという「How」から、何をやりたいのかという「What」への発想の転換ができること、という言い方もできるでしょう。そしてもうひとつが「データ構造の重要性を認識する」こと。データ構造はプログラム全体に影響をあたえる重要なものだからである。本書では、これらの「センス」を身につけるための考え方を具体的な事例を通して解説している。また、プログラムが具体的にどのようにして動くのかといった「低レベル」の話や、ちょっとしたプログラミングの「コツ」の話も興味深い。現場できたえたプロならではの視点と絶妙な語り口が魅力の著者による初心者脱却のための実践的読み物。
感想・レビュー・書評
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抽象的に考えることの重要性がわかりやすく解説されている.
ちょうど端末一人一台が常識等開発環境が変化する過渡期であった様に思える.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
http://kmaebashi.com/
の前橋さんの手になる本。
プログラミングに関して特定の言語に依存しない、エッセンスのようなものを綴っています。
うーん、新人研修の最初とかに読んだらいい感じの本、ですね。 -
Tue, 21 Apr 2009
プログラミングの上手いやつっていうのはいる.
なーんか,きれいなソースを書くし,モジュール分割が上手い.
コメント文も無駄なくしっかりつけるし,
命名規則がイケテル.
文法が出来るのは当たり前であり,プログラミングの上手い下手っておいうのは,もっと泥臭い,暗黙的な技能的なところで決まるように思う.
開発者じゃなくて研究者にとっては,なんか,ソースコードってプライバシーで,
あんまり他の先生のソースを見たりすることはない.
僕自身はそんなにプログラミングは上手くないと思っている.
でも,プログラミング演習の授業をもってるわけで,いわゆる文法以外のところでのノウハウを勉強しなくちゃとおもうわけです.
もちろん,それなりに実験用・研究用のソースコードなり,それなりに遊びで作ってきたプログラムなりで,数は打っているので,一般の学生よりかは上だとは思っている.そこまで酷くはないつもり.・・・・一人で完結するがゆえに,まあ,特有の駄目な点とかもあるんですが・・.
で,これは結構おもろかった.
「そうそう」と納得できるような,ええかんじのうんちくが詰まって,いて,ノリもポップにかかれていて面白い.
シニカルなネタも多くて,その通りだと思ったりする.
YAGNIの法則
・・・「You Are nor Gonna Need It」 将来を見越して,設計しても,使う日はこない.
そうなのだ.一般性を保つようにがんばってつくっても,大概,ややこしくなるだけ!
今要るソースをモジュール分割こころがけながら作っていく.というのが,鉄則か
コメントをやたら書くくらいなら,変数名をわかりやすくしろ。コメント文には嘘しか書いてない.
・・・ごもっとも・・・.
プログラムを編集している内に,コメント文が古いままなんて,ありがち・・・.
コメント文よりも 関数名と引数,戻り値みれば,何をする関数かわかるのがベストですね.
コピー&ペーストはやめろ
・・・うーん,確かに・・・・過去の失敗を思い返しても.
コピー&ペーストして,プログラムが汚くなったり,ペースト後にその前後に合わせての修正をみすってて,
変な変数がまわってたとかいうことが多い・・・.
フローチャートは書いてはいけない
・・・時代の遺物だそうで.
うーん,確かにフローチャート書いてソース書く事なんてないなぁ.
「いまどきフローチャートをありがたがっている人は,そもそも設計とは何かを本質的に理解していないと断言しても差し支えないと思います.」
・・・・こころしておきます. -
非常に基本的な内容から、意外な目の付け所な話まで含んでいます。内容が必ずしも正しい、使えるとは言い切れないものが多いですが読み物として、こういう考えもあるという教養として面白かったです。
一つの言語をある程度使えるようになった初心者あたりにおすすめできますね。 -
いつ頃買ったか覚えていないが、プログラミングに関する意識レベルでの上達を目指して購入した一冊。既に知っている概念も多かったが、変数の名前のつけかたなどの話を面白く、わかりやすく解説していて、読み物としてもなかなか面白い。
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プログラミング初心者向けの本。
プログラミングの起源にまでさかのぼって基礎を教えてくれるので分かりやすくて良い。
興味を引こうと工夫が凝らされていて飽きない本。
プログラミングをどうしても好きになれない人にオススメ☆ -
この手の本としては珍しく自分にマッチした一冊。自分が今まで持っていた「言いたいことはわかるけど具体的にどうすりゃいいのさ」に答えてくれた。
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途中で読むのを止めてしまった。当たり前のことしか書いておらず、途中で飽きてしまった。後半はそれなり良いことが書いているので、再読の必要有。
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<積読状態>